3月8日は,7時30分の起床である。

 ただちに風呂に入り,8時からの朝食である。

 バクバクと食べていくが,

 前後の短い時間にU田先生が,新聞の原稿を1つ書いていく。

 9時半には,山へ向かう。

 こんなに雪の少ないここのスキー場は初めてである。

 それでも,ゴンドラで山にあがると雪がある。

 まったくもって,ありがたい。

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 大会があったとかで,頂上の「やまびこ」コースは,

 ガッチリかたく固められている。

 しかし,これまたありがたいことに,

 そこに夕べからのこまかい新雪がのっている。

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 気温はマイナス10度に近く,

 滑るのはとても快適だが,問題は唯一顔がとても冷たいこと。

 それでも「やまびこ」を中心に,繰り返し,繰り返し,滑っていく。

 12時30分には「パラダイス」コースの「どんぶりハウス」に集合である。

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 カルビ焼き肉丼を,ガツガツ,バクバクと食べていく。

 各自,こだわりの食べ物があるようである。

 満腹になったところで,

 1時半には,ゲレンデにもどる。

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 あいかわらずガスがかかり,

 気温がとても低い。

 それでも,雲の隙間から,

 気まぐれに太陽が顔を見せる。

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 その時には,たくさんの樹氷がきれいに見える。

 なかなか見事な景色である。

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 3時には,「パスタ・デ・パスタ」で休憩とする。

 こちらは,甘いアイスクリームを,

 苦いカプチーノで食べていく。

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 時折,遠くに山が見える。 

 4時すぎには,ゴンドラで山をおりていく。

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 これがスキー場の入り口の風景である。

 ここで土を見たのは初めてである。

 おかげで「ここは駐車場だったのか」「ここに道路があったのか」と,

 いくつも新しい発見がある。

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 いちばんウケた発見は,この石碑の文字である。

 「休診の札をかかげてスキー行」。

 なるほど,数年前には,

 そういいそうな医師にC男がお世話になったことがある。

 いつもは,これがまるまる雪にうもれているのである。

 4時半には,旅館にもどり,コンビニや肉屋に買い物にいく。

 再び旅館にもどると,前に大きなバスが停まっている。

 夕べ,風呂で騒いでいた,その若者たちが乗り込んでいる。

 これはありがたい。

 満面の笑みで,このバスを送り出す。

 おかげで夕方の風呂は,じつに静かな貸し切りであった。

 風呂あがりのビールを飲んで,6時半から夕食である。

 わいわいやっている席に,7時30分,M浦先生が登場する。

 仕事を終えての到着である。

 今夜も部屋にもどり,ミニ宴会をつづけていく。

 しばらく,横で寝ていたU野先生は,

 NHKの「大リーグ情報」と,われわれの話の「ベネズエラ」に反応する。

 さらに話題は,子ども,家族,トルコ,バリ。

 M浦先生がもってきたチーズを食べながらのおしゃべりである。

 ケータイがまるで圏外になっていることに,ようやく気づく。

 他のみんなはつながっているのに,

 ボーダフォンの電波が弱いのだろうか。