6月7日は、8時半起床の朝であった。

 5時半に一度目が覚めるが、

 どうにか眠りにもどりつけた。

 9時すぎには、宿を出る。

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 ただちに、目の前の海へ向かう。 

 朝の海は、少しだけモヤがかかっていた。

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 ブラブラ歩いて、

 前尾繁三郎・元衆院議長の銅像に出くわす。

 横には大きな宮津市立前尾記念文庫も。

 亡くなった際に、

 たくさんの本が寄贈されたらしい。

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 近くの漁協には、

 まだガサガサと活発な人の動きがあった。

 駅前の喫茶店に入り、

 モーニングセットを食べてみる。

 ずいぶん久しぶりのことである。

 10時すぎには、JR「宮津」を出る。

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 JR「福知山」へ、「尼崎」へ、「加島」へ、

 車中「アナコンダの人」となっての移動である。

 12時半には、家にもどる。

 こうしてみると、

 日本海は、それほど遠くはない。

 届いていた生協の食材を冷蔵庫に放り込み、

 さっそく、稲庭うどんをゾゾゾゾゾ。

 午後は外出の予定を変更し、

 全般的ボケボケ人間に堕していく。

 須磨の方へ講演に出ていた学生たちから

 切羽詰まった連絡がある。

 パソコンとプロジェクターが

 うまくつながらないらしい。

 主催のみなさんには、

 ぜひとも事前の準備をしっかりお願いしたい。

 憲法県政方面の文書をなおし、

 関係各方面にガッシンしてみる。

 新聞をながめ、雑誌をながめ、

 パソコンにいくつかのソフトを放り込む。

 バラバラと統一感のない夕食をとり、

 夜は「天井桟敷の人(々)」となってみる。

 15年ほど前に、

 TSUTAYAでビデオを借りては、

 何度も、何度も、見ていたもの。

 それにしてもこの名作、

 本屋のレジでわずか500円で買ったもの。

 もろもろの記憶までもが安くなってしまった気がして、

 いささか複雑な思いがする。  

 それにしても、やりきれなく悲しい物語である。