●夕べ(5月16日),ある卒業生から「明日の読売朝刊に出ます」と連絡が入った。

 何が出るのかは書いていないが,この4月に,神戸トア・ロードにPassion Puppyというレディースのお店を出したという。

 ここにいたるまでは,ものすごく大変だったとメールにあるが,持ち前の負けん気で乗り切ってきたのだろう。

 学生時代からたくさんの仕事をこなしており,ゼミ旅行の旅先でも寸暇を惜しんではたらいていた。

 からだを大切にしながら,夢をかなえてほしいと思う。

 いずれ学生たちとも交流の機会が生れるのだろう。

 みなさん,お店をごひいきに。

 ●谷川浩司『40歳までに何を学び,どう生かすか』(PHP,2003年)を読み終える。

 原点をわすれない,経験の積み重ねによって自信を得る,権威主義的ふるまいに注意する,

 若い人の力を育てる,好奇心とやわらかい心をもって自分をかえる,他人に嫉妬しない,

 棋風に男女の差はない,記憶力より創造力,

 「順境の裏には必ず落とし穴が潜んでいるものだし,逆境の裏にはチャンスがある」。

 いずれも「なるほどなあ」の指摘である。

 刺激を受けて,夜遅く,わが49年のアホダラ人生を年表風にふりかえってみる。

 年をとるほどに人生の「変化」が大きく,急速になっている。

 それがただのドタバタ喜劇に終わるか否かは,これからの生き方次第と納得する。

 毎日の生活に,もう少しメリハリがいるなとも思わされる。

 ●「授業のページ」に,5月16日の2つの授業をアップする。

 「比較経済論-アメリカの本当の失業率は?」「キャリアを考える-財界による政治支配の具体像」。