○4年生から「内々定もらいました」のメールがとどく。

 これで6人目。着々と成果はあがっているようだ。

 しかし,本人は,まだまだ先をつづけるらしい。

 あわせて卒論の相談も受けるが,現在進行形のテーマに,いい文献を見つけることはむずかしい。

 問題の立て方もふくめて,基本は自力で解決してくれ。

○この4月に和歌山へ「Uターン」した卒業生からもメールがくる。

 卒論の原稿を添付で送ってくれたのだが,ついでに学校での仕事の様子も書いてある。

 忙しかったり,ヒマだったり。

 ただし「和歌山脱出計画」は今もいきているらしい。

○仕事に向かう体内エネルギーが落ちている。

 「顔がぬれて力がでないよ~」(中田はじめ)の気分である。

 「人口原稿」づくりで,当座の蓄えを使い果たしているらしい。

 なにせ備蓄の容量が少ない。

 気分転換が必要なのだろう。

○大阪の「女性共同法律事務所」のニュースに短いエッセイを書いて送る。

 『「慰安婦」と出会った女子大生たち』が機縁である。

 今年も3ケ月後にはまたソウル。

 毎年新しい学生をつれていくことには意味がある。

 そうは思うが,その一方,日本の政治はどれほど変わっているものか。

 「靖国公式参拝論者は日本の首相になることができない」。

 この夏,せめて,そんな世論だけでもつくりたい。

○月刊『学習』の古典についての連載をながめる。

 マルクス・エンゲルスの主要著作を「歴史の中で読む」。

 そういう中身になるのだろうか。

 あわせて重視したいのは,マルクス等の飽くなき前進の精神それ自体。

 つねに変化する現実の課題と切り結び,いつでも過去の自分を乗り越えていく。

 その躍動する柔軟性に,気分だけでも学びたい。