○朝,起き出してすぐ,電気屋さんがやってくる。

 うまく設置できなかった先日のリベンジである。

 水道やらガスやらとの接続は短時間ですみ,台所に新しい武器が出現する。

 「洗剤は使わん」「塩だ,塩」というタイプの武器である。

 世の中は着々と便利になっている。

○大学へ出て,11時半から「基礎ゼミ-核心をつかみ,表現する」。

 もうひとつ議論が盛り上がらなかったのは,内容がやや技術的な事柄だったからか。

○1時をすぎたところで,春雨スープと高菜のおにぎりをパクパク,ツルツル,パクツル食べる。

 そして,当面の論文書きに使えそうな資料をともかく,次々打ち出していく。

 経済産業省の資料など,本になってはいるのだが,入手に4~6週間もかかるという。

 それでは締め切りがすぎてしまうので,やはり,打ち出していくしかない。

○途中,学生たちが提出したレポートを教務課で受け取り,事務室でおしゃべりを少し。

 研究室にもどってみると,「靖国ツアーのお金を」と学生が待っている。

 一部費用が変更になったので,追加料金をもってきてくれたのである。

 6月10日に9条の会の全国交流集会に参加した学生でもある。

 遅ればせながら,参加費のカンパを渡し,集会の様子も聞いてみる。

 「ほう,中央大学のそんな人が」。

 人というのは,つながっているものである。

○3時40分からは教授会。

 あいまに,明日の家庭会総会での話のネタを仕入れていく。

 「就職力ランキング」などの雑誌を,ひさしぶりにながめてみる。

 他方,会議には重要なテーマもあり,「負の歴史をどう記憶するか」の議論がある。

 終了後,短い打ち合わせが1件。

○夜は,明日のネタの整理に追われていく。

 なにせ40分しか時間がない。

 何をしゃべって,何をしゃべらないか。

 気がつけば,それこそ「核心をつかみ,表現する」の実践である。

 なんとマジメな先生か。

 9時になったところで,大学を出る。