○朝からベランダで「アジア外交の人」となる。

 そうだったのか,そうだったのかと,戦後の歴史をながめていく。

 雲行きが怪しくなったところで,かしこく洗濯物を中に入れる。

 昼すぎには野菜焼き飯に玉子をおとし,各種増強味噌汁といっしょに食べる。

 しばしボケた後,「離米」論文のためのあれこれの記事・資料を床にひろげる。

 小テーマごとに島にまとめ,6つ,7つほどの島をながめてわが論文の先行きを占う。

 占いの結果がかんばしくないので,方針を転換し,過去のメモを整理する。

 編集部からの意見や注文も整理する。

 ふ~む,世界構造の変化に対応した日本の経済政策のあり方ということか。

 そして,それに照らして,各種論壇の評価をしてはどうかということか。

○5時頃にはすっかりイヤになって,外に出る。

 まずはコンビニへ。

 天王寺,西宮双方に,何冊かの本を発送する。

 1つは返却であり,もう1つは贈呈である。

 外は中途パンパな小雨であった(土砂降りの小雨ってのはないのだろうが)。

 しかし,これくらいならと,傘をとりにはもどらず「尼崎」へ。

 久しぶりのスーパー「オアシス」のいつのまにかの店内改装に小さく驚く。

 その驚きを心にしまったまま,無表情に,まずは2階の本屋へ突撃である。

 ほう,へえと,何冊かのアホ本を買ってみる。

 こういうとき,ショージくんは,いつも頼もしい味方となる。

 満足してスーパーに降りてみるが,困ってしまったのは,1人メシ材料の分量問題。

 何を買っても多すぎる。

 とはいえ,野菜は食わんとなあ。

 結局,冷凍物への依存が大きくなってしまう。

○家にもどり,家庭内一人「居酒屋」をビール1缶だけで実施する。

 つくってはつまみ,なくなったところで次のをつくりの連続である。

 引き出し式のさかな焼きレンジの中に,口をあけたほたてがひっかかる。

 こちらむきに口をあけた,その姿でひっかかっている姿はまぬけである。

 菜箸でクルリとむこうへ回転させ,背を折らせて,どうにか無事に救出する。 

 DASH村の村旗づくりが,お供となった。

 たまっていた新聞をダラダラかたづけ,遅くなってから「ド・イデの人」となってみる。

 同じ1つの章に,時期を違える4つの草稿が重なっている。

 なるほど,そこに重要な理論形成の歴史が隠れているというわけか。

 そういえば,最近まともに読んでないなあ。