○昨日(6月28日)は,昼すぎまで,家でチョコチョコ動き回る。

 洗濯物を干す際には,しっかり天気予報をチェックする。

 皿洗い,新聞のかたづけ,床一面の島別文献の整理(あっちからこっちへの移動)などをやっていく。

 2時半には外に出て,JR「新福島」の病院へ。

 日差しは強いが,湿度が高く,汗を流すには絶好(?)の天気。

 病院では,退院日程の相談もする。

 新参者は,いまだ飲んで,出して,泣いて,寝てという,4コマまんがの人生である。

 持ち帰れそうなものをリュックにつめこみ,5時前には病院を出る。

 JR「新福島」から「加島」へ。

 そのまま近くの薬局へ。

 緊急事態用に新生児用の紙おむつを買い,哺乳瓶も買っていく。

 薬局のオッチャンと2人,哺乳瓶ケースの前で,ピジョンだの,ヌークだのの吸い口の穴の形について話し合う。

 う~む,こんなことは何年ぶりだ?

○家にもどって,しばし小仕事。

 夏休みの韓国旅行の数少ない楽しみである,ソウルでの食事の段取りを考える。

 毎年の「焼き肉」の他に,「宮廷料理」という新案がとびだす。

 すばらしい。

 あわせて「はたらく女性」の本の準備も。

 たくさんの卒業生に登場してもらいたく,その日程調整には時間がかかる。

 8時をまわったところで,定食屋「かすが」に出かけていく。

 今日はテレビが真正面に見える,数少ない「特等席」があいていた。

 ただし,画面はいつも阪神戦。

 バアチャンが,老眼の目を細くして,注文の品を手元の紙に書き込んでいく。

 サバの塩焼きなんぞを,ワシワシと食う。

 夜は「アジアの未来の人」となり,ダラリ,ダラリと小仕事である。

小池真理子様『虹の彼方』(毎日新聞社,2006年)を読み終える

 「人口論文」を書き終えて,自分へのご褒美に読み始めたもの。

 500ページをこえる大作だが,毎晩チビチビと読んできた。

 互いに家庭をもつ女優と作家の恋物語。

 歯止めなき陶酔と悦楽と困惑と愚かしさが描かれていく。

 しかし,ラストシーンには意外にも一縷の「希望」が見える。

 なるほど,人はどのような困難にあっても,結局,前をむいて生きるしかない。

 真理子様,また次をお願いします。