○やはり今日(6月29日)も,ドタバタの1日。

 周到な計画であったはずが,家を出る頃には,洗濯,シャワー,着替え,荷物整理,洗濯干しの混合進行的人生となる。

 車中「アジアの未来の人」となって大学へ。

 2時55分から「4年ゼミ-国際比較で日本社会の特徴を」となる。

 すでに内定獲得の学生も10人となり,就職活動も順調である。

 残りメンバーも,あせらず淡々とやるべきことをこなしていくこと。

 「夏休みの登校日」,夏のゼミ旅行の日程などが,にぎやかに決まっていく。

○終了後,「有事立法は」「イラク派兵は」「憲法9条は」……というある学生の質問にこたえ,5時半をまわったところで,大学を出る。

 この学生,夏休みにはコスタリカを訪れるという。

 車中「各種感想文読みの人」となり,JR「西宮」から「大阪天満宮」へ。

 女性学の講座話も,1年生への就職話も,まあそれなりの好評を得たようである。

 「大阪天満宮」から天神橋筋商店街を南につきぬけ,「いきいきエンジングセンター」へ突進する。

 『経済』編集長である友寄さんの講演に,ギリギリのところで間に合った。

 お話は,狭く経済問題にとどまらず,文化,労働,モラル,思想など,「新自由主義」イデオロギーの幅広い特徴と役割を骨太く展開するもので,大変に有益なものであった。

 例によって,パソコンに大量のノートを残すことになる。

 アメリカの対日進出戦略と「新自由主義的改革」との関係について質問をする。

 これへの回答も長く日本の経済を,体験をまじえて見つめて来られた方らしい広い視野からのものであった。

 残念ながら,質疑の途中,8時20分には会場を出る。

 友寄さん,質問しっぱなしでご挨拶もできずにすみません。

○逆コースを急ぎもどり,JR「大阪天満宮」から「新福島」へ。

 通いなれた病院の7Fにあがり,今日は退院の支度をすすめていく。

 すでに相方が基本的な手続きを終えており,9時30分には病院を出る。

 10時には家にもどり,いまだ名のない新参者を座布団に寝かせる。

 新参者も,何やら珍しそうに,あちこちをながめては,ブリッと勢い良くおむつを汚している。

 夕食は各種野菜とサラミをつかったスパゲティ。

 そして,なぜかしそ餃子。

 こいつをカリッと焼いてみる。

 さて,新参者との同居人生のはじまりである。

 うるさくなることだけは,まちがいない。