○6時半からの講座だが,6時ちょうどには余裕の会場入り。

 場所は,神戸市勤労会館である。

 ロビーでカツカレーパンという,ややいかついパンをかじって,今日の会議室に突入する。

 大きな画面が前にある。

 今回の講座は「映像で学ぶ侵略の歴史と加害の実態」。

 「おお,これは」という映像がウリの講座である。

○ところが,なぜか用意された機器がちがう。

 ビデオを放り込む装置がない。

 会館の方にさっそく連絡。

 追加の装置をもってきてもらう。

 今度は,これがうまくつながらない。

 予定時刻の6時半になっても,ダメダメである。

 まったくもってピンチである。

○仕方がない。

 会場ど真ん中でカチャカチャやってもらいながら,こちらのしゃべりを始めていく。

 全4回の講座だが,第1回は「日本兵たちの性の奴隷にされて」。

 先日の埼玉の上田知事のトンデモ発言や,93年の河野談話,同時に発表された政府文書も紹介する。

○7時になって,ようやく『沈黙の歴史をやぶって-女性国際戦犯法廷の記録』を見始める。

 音が悪いのが残念だが,今回は,これでいくしかないらしい。

 映像の後,追加の解説を行なっていく。

 「民衆法廷とは」「サバイバーとは」「マスコミの報道は」「判決への政府の対応は」……。

 そして「問題を解決しない今の政治つくっているのは,現代に生きるわれわれです」。

○9時前には,終了となる。

 「昨日まで『ナヌムの家』にいたんですよ」「反核医師の会で行きました」。

 なるほど,そういう方もおられたか。

 「ぜひ,次回には,行かれた感想を話してください」。

 他にも,「今日のビデオはどこのものですか?」

 「私たちの企画に学生さんに来てもらえませんか?」

 いくつも声をかけていただく。

○それにしても,もう少し,事前の準備がしっかりできないものか。

 「映るかな」と,ちょっと確かめておけば済んだこと。

 お願いしておいた書類の印刷ができていなかったことも重なった。

 両方あわせて「しっかりしてくれ,学習協よ」の気分であった。

 1つ1つの企画を,もっと大切にしていこうではないか。

 第2回は,しっかり,よろしく。