「昭和天皇,A級戦犯合祀に不快感…宮内庁長官メモ」(7月20日,読売新聞)。
これでまた,靖国公式参拝を当然視する人々と,これを否定する人々との意見の対立が活発となりそう。
それにしても,まずはメモの信憑性が問題か。
昭和天皇による平和についての「親の心」は,果たしてどのようなものであったのか。
発言が事実であれば,「天皇の靖国参拝」を求める人々と,靖国を活用して戦争を進めたご本人との,意見の相違は明らかだが。
「昭和天皇『私はあれ以来参拝していない』 A級戦犯合祀」(「朝日新聞」7月20日)
こちらには,合祀当時の側近の発言が「裏付けられた」との文章があり,また『昭和天皇 独白録』にたずさわったという半藤一利さんの証言もある。
「私にとってはやっぱりという思い」だと語られている。