○奇跡の8時半起きの朝であった。

 「おっと,ナヌム旅行の同行者が増えたのか」。

 ウツロな目つきでメールをチェック。

 フラフラ動いて,9時20分には外に出る。

 入れ代わりに,ノコギリ,カンナ命の大工さんたちがやってくる。

 ねじり鉢巻の勢いがいい。

 JR「加島」から「尼崎」へ移動。

 まずはいつもの喫茶店で,小仕事進行の態勢に入っていく。

 「ほう,学生時代の同窓会があるのか」

 「おや,行けない」「C男との釣りの夜である」「なんとまあ残念な」。

 午後の会議に向け,4ケ月前に決めたことを思い出しながらレジュメをつくる。

○12時半には大学に到着。

 ミニ弁当を食べ,4年ゼミの旅行届けを出し,1時からの会議をまわす。

 「キャリアデザインプログラム委員会」である。

 机の上での目鼻はついているので,あとは実行していくのみ。

 実行の中で,より合理的な方法を探っていくのが仕事である。

 予定より早く,2時40分には会議を終える。

 決めるべきことさえ決まれば,会議の終わりなど早い方がいいに決まっている。

○決めたことのいくつかに手を打ち,3時半には大学を出る。

 車中「ドイツの歴史教育の人」となり,阪急「西宮北口」から「梅田」へ,

 「桂」へ,「西院」への移動である。

 いつものマンガ屋にとびこんでみるが,大した成果はなし。

 またしても喫茶店に入って「歴史教育の人」となる。

 5時半には,チビたちのところへ到着。

 予想どおり,誰もいない。

 いたのは愛想のないネコのチェリーのみ。

 しばらくして「琵琶湖でバス釣ってきた」と,C男が帰ってくる。

 松崎しげるもビックリという日焼け具合である。

 肉弾ラグビー人生おそるべし。

 そのままいつもの焼き肉屋へ。

 ところが,ここが満席である。

 「じゃあ,あっちへ」「ありゃ,だめか」

 「それでは,こっちへ」「こっちもか」。

 流浪のすえ,家からいちばん近い「餃子の王将」に落ち着いていく。

 いつでもやってる「王将」はエライ。

 最近素通りばかりでスマナかった。

 麻婆豆腐を食べながら,シーバス釣りに向け,ラインの結び方を学んでみる。

 釣り好きにとっては「キホンのキ」だが,わが脳味噌には反応がない。

 その手の回路は,閉鎖されて久しいらしい。

○家にもどり,例によってバカ話。

 10時には,A子からの沖縄土産を手に,暑い京都を脱出する。

 車中「爆発の人」となって,大阪方面へ逆もどり。

 11時すぎには家にもどる。

 本棚工事が立派に,見事に終わっていた。

 しかし,これだとドアから予定の机が入らない?

 まったくもって,アホである。

 「先にいれておかねば」と,口先だけでは言っていたが。

 わが人生,そんな程度のものである。

 FAXがウイウイいっているので,打ち出してやろうとするがインク切れ。

 Nしょんよ,ラフスケッチの「検閲」については,しばしお待ちを。

 下は,ふてぶてしい面構えのチェリー様。

 060803