いつもどおりの朝であり,12時半の出撃であった。

 JR「加島」から「西宮」へ,さらに阪急「西北」へ。

 車中「太郎の人」となっていく。

 待ち合わせ場所の「コトブキ」は,すでにこの世のものではなくなっていた。

 他の喫茶店へと移動する。

 数名の教育関係の方との相談である。

 途中,阪急の駅で,保険医協会のH先生とお会いする。

 先日お会いしたばかりだが,偶然というのはあるものである。

 最良の結果をもって相談は終わり,2時すぎには阪急「西北」から「阪神国道」へと移動する。

 そしてJR「西宮」から「加島」へもどってくる。

 思いついて,まだ入ったことのなかった喫茶店を襲撃する。

 「どうも相性がよろしくない」。

 そういう気がして,これまで一度も入らずにいた。

 残念ながら,その直感があたってしまった。

 コーヒーをたのみ,仕事をはじめようとしたところで壁の文字が目にとびこむ。

 「パソコンの使用はお断りしております」。

 「あれっ,パソコンだめなんですか?」

 「ええ,うちはそういうことになってます」。

 そうまで,キッパリいわれてしまえば,返す言葉はどこにもない。

 予定変更で,しばし「太郎の人」となっていく。

 3時をまわったところで,いつものバアチャンの喫茶店に引っ越しをする。

 心静かに,パソコン仕事の再開である。

 「憲法県政の会」方面のミニ原稿(×2)をまとめていく。

 自分が小さくない責任を負う運動団体の文書を書くのはひさしぶり。

 考えるほどに,なかなか難しい課題があるなと気づかされる。

 4時半には,スーパー「ドットコム」に入り,キノコやホルモンなどを買ってみる。

 家にもどり,「県政」ミニ原稿を神戸方面にガッシンする。

 つづいて書きかけの「平和」方面小原稿にもどってみる。

 憲法12条のあたりで,一段落。

 7時には,ホルモンを焼き,野菜スープに鷹の爪を放り込んでいく。

 そして,上沼恵美子を見ながら,タラリタラリと汗をながして食べてみる。

 8時には,FAXで送られていた小ゲラをチェック。

 赤ペンでヘロヘロなおして,東京方面にズッズッズッ……と返信する。

 9時前には,ひさしぶりに新参者と風呂に入る。

 赤子用の小風呂ではなく,大人が入る通常のもの。

 さすがに小さいだけあって,ヤツは簡単にゆだっていた。

 まだまだ人生の課題は山ほど残っているようだ。