9月13日(水)は,7時ちょうどの起床であった。

 オンドルの熱と,ニワトリの絶叫がはげしい目覚ましがわりとなる。

 朝の学生たちは,化粧にやたらと時間がかかる。

 T内・M永・U野・K賀さんのチーム大人女性陣が食事づくりの先頭に立つ。

 昨夜の夕食から,みなさんには大変にお世話になっている。

 ホントウに助かりました。

 ありがとうございます。

 8時には中庭で朝食をとる。

 今日も,とても天気がいい。

 外での立ち食いが,なかなか楽しい。

 学生たちは残った「韓国のり」を奪い合い,はげしいジャンケンをくりひろげる。

 かたづけのあいだに,数人の学生とハルモニの部屋をたずねていく。

 ムン・ピルギハルモニと,イ・オクソンハルモニ。

 『「慰安婦」と出会った女子大生たち』に証言を掲載してくださったお二人である。

 本をお渡しし,出版社からのお礼を届ける。

 個室へあがらせていただくのははじめてだが,小さな部屋にそれぞれの個性があふれる。

 去年より大きくなった白犬とも遊び,9時40分には「ナヌムの家」を出発する。

 11時前にはホテルにもどり,チェックインをすませて,荷物を置く。

 ただちに歩いて,近くの「タプコル公園」へ。

 1919年に「3.1独立宣言」が読みあげられた場所である。

 短い時間だが,それを記録したレリーフを見る。

 公園前で何かの集会が行われていた。

 ガイドさんに聞くと,セコムによる「不当解雇」に抗議するもの。

 韓国も終身雇用制の急激な崩れが進んでいるらしい。

 ガイドさんは,日本帝国主義による侵略の被害についても解説してくれる。

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 「ナヌムの家」周辺の朝の景色。

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 つくられる大量のゆで卵。

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 台所に立つ今朝の調理部隊。

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 朝日をあびての朝食である。

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 残った韓国のりの行方をかけた,はげしいジャンケン。

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 タプゴル公園にある大きなリレーフの1枚。