11月13日は,朝から「原稿書きの人」である。

 11時すぎにはこれを東京めがけてガッシンする。

 ただちに外へ出て,大学へ。

 12時30分から,昼食をとり,キャリア教育委員会を行っていく。

 短時間に,すばやくあれこれを決めねばならない。

 1時15分から「経済学-国民経済再建にまるで無関心の『構造改革』」。

 研究室にもどると,学生たちの荷物がドッサリ。

 3時からは3年ゼミ生たちによる「韓国『ナヌムの家』訪問の報告会」である。

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 いつもは全体教授会などが行われる大会議室の正面に学生がならぶ。

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 参加は学生,教員,職員,外部の学生,市民をふくめて50数名。

 ビデオ「私たちは忘れない」を見て,

 「慰安婦」問題とは何かについての入門的な解説を行い,

 たくさんの写真を投影して夏の韓国訪問旅行の様子を紹介していく。

 「日本軍『慰安婦』歴史館」の展示,

 カン・イルチュルハルモニの証言,

 参加した「水曜集会」の様子がメインである。

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 「あちこちで講演をしているそうだが,高校生の反応はどうか?」

 「ナヌムの家にいる以外のハルモニはどこにいるのか?」 

 「ナヌムとはどういう意味か?」

 「アジア平和基金のお金はうけとらないのに,賠償金を要求するのは?」

 「こういう問題を学ぶことについてのご家族の反応は?」

 フロアーからのそれぞれの質問に学生たちが答えていく。

 こちらの出番は一つもなし。

 段取りの悪いところはあったが,最後には大きな拍手をあびていた。

 4時30分の終了である。

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 研究室にもどり,夏にナヌムの家へ同行してくれたみなさんの声を聞く。

 「学ぶにとどめず,学びの成果を広める取り組みをしていることにはげまされる」。

 おおむね,そのような感想であった。

 学生とベテランの双方が互いに学びあう。

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 6時には,学生数名とチーム大人で,阪急「門戸厄神」近くの焼鳥屋へ。

 何度もやってきた焼鳥屋である。

 先輩ゼミ生がバイトをしていたこともある。

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 にぎやかに打ち上げを行っていく。

 あいかわらずの食欲である。

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 報告会の場では,小学校以来という幼なじみの対面があり,

 焼鳥屋では,同じ小学校の教師と生徒だったという新たな関係も判明する。

 さらに,まじわりの輪の国籍も多様化していく。

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 9時には全体はおひらきである。

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 学生たちは家へもどり,チーム大人のみで二次会へ。

 気持ちよく酒を飲んで,10時半の終了である。

 家にもどって,バッタリと寝る。

 学生たちのこうした活躍は,酒のサカナとしては,とてもよろしい。