今日(12月3日)は,ビデオ録画予約からの朝である。

 NHKスペシャル「もう医者にかかれない──ゆきづまる国民健康保険」。

 気が滅入るタイトルだが,

 問題が深刻だからこそ,しっかり見ておかねばならない。

 来年の講演に関するミニ文書を直して,和歌山方面にガッシン。

 11時30分には,外に出る。

 JR「加島」から「尼崎」へ,「加古川」へ。

 車中「予習の人」となっての移動である。

 12時20分には「加古川」に到着。

 喫茶店でパンをかじり,ただちに加古川市民会館へ。

 今日は,第22回地域人権問題東播地区研究集会。

 午前中の憲法問題での講演には200人の参加があったという。

 昼食休憩ののち,会場の机の配置がかえられていく。

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 1時すぎから,午後のシンポジウム。

 冒頭の「基調講演」でしゃべらせてもらう。

 安倍自民党は危険だが,危険だということと強いということは別である。

 そのことをマスコミの反応,政府の各種白書の自己撞着,

 巨大与党にもかかわらず思うようにならない国会の状況,

 勝てない選挙,参議院選挙にそなえた「造反議員」の再吸収,

 各地・各分野での市民の取り組み……。

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 参加は,ちょいと減って120名ほどだという。

 2時20分には,会場を出る。

 つづくシンポジウムに参加できないのは,まったくもって申し訳ない。

 JR「加古川」から「尼崎」へ,「京橋」へ,「森之宮」へ。

 車中「ジェンダー論の人」となっての移動である。

 揺れながら,海の写真をとってみる。

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 4時ちょうどには「アピオ大阪」に到着。

 「ジェンダー論レジュメづくりの人」となっていく。

 5時30分から研究会。

 社会的生活の生産と,

 その資本主義的形態との関係について課題を得る。

 2種類の生産が,いずれも「生産」と呼ばれていることについても,

 あらためてしっかり考えてみる必要がある。

 年末の論文の1つのテーマとしていきたい。

 8時40分には,会場を出る。

 車中「ハンナンの人」となりつつ,9時20分の帰宅である。

 9時から始まっていた「もう医者にかかれない」を途中から,

 そして,ビデオを最初にもどしてあらためて見る。

 「金のない者は死ねということではないか」

 市役所に迫る人がいる。

 ヘルニアで腸閉塞の危険のある人が,

 保険料が払えず,保険証を奪われている。

 払わない人と,払えない人とは別である。

 そして,払えない人に「自己責任」としかいえない政治家・官僚は,

 心底無能というしかない。 

 この国は世界第二の経済大国である。

 国の金の使い方がおかしすぎる。