1月11日は,初出勤の日であった。

 家ではずっと仕事をしても,

 やはり職場に出てこその出勤である。

 「原稿書き」に区切りをつけて,2時すぎには外に出る。

 2時55分から「4年ゼミ」。

 これが最後のゼミである。

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 病欠の1名をのぞいて,全員が卒論を事務室に出す。

 〆切15日に対して,ゆとりの提出攻撃である。

 卒業旅行は有馬らしい。

 4時には終わり,

 静かな研究室で新年の郵便物をながめていく。

 年賀状にまじって,「石川ゼミナール御中」の封書が2つ。

 『「慰安婦」と出会った女子大生たち』を読んでの感想であった。

 いずれも熱の入った文章である。

 ありがたいことだ。

 現在の「原稿」づくりにかかわる,

 いくつかのマルクスをリュックにつめていく。

 なるほど「生活諸関係の総体」はここにあったか。

 5時には大学を出て,「新開地」へと移動。

 車中「政党配置の人」となる。

 いつもの「ラーメン道場」で,今日はチャーシューメンを食べてみる。

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 「そば3人前を食う」という,昨日の計画は破綻である。

 6時半から8時すぎまで研究会。

 現にどのような行動をとっているかを見ると,

 それぞれの政党の本質は良くわかる。

 中には「党籍はあっちだが,立候補はこっち」

 なんてことを許す器用な政党も存在する。

 思ったより早く終わり,いくつかの資料を購入。

 車中「女性労働の人」となりつつ,9時すぎには「加島」にもどる。

 メールをひらくと,文献ゼミの学生からのレポート,

 4年ゼミ生たちの卒論完成稿が続々と届いている。

 さらに,12月に行なった「少子化」問題の講演録も。

 「手を入れてください」とのことだが,結局,これに3時間。

 ちょっと時間をかけすぎか。

 仕事は,思わぬところからやってくる。