2月18日は,朝9時ちょうどの関空集合である。

 新参初の海外旅行の開始であった。

 ややこしい手続きをとり,10時45分には空に飛ぶ。

 「小さいお子さま連れ」は,優先搭乗なのであった。

 インドネシアのガルーダ航空のスタッフに,

 機内でたっぷり遊んでもらう。

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 おもちゃをもらい,離乳食をもらい,何度もダッコをしてもらう。

 じつは,機長との記念写真もとらせてもらった。

 手配はすべて上の写真左のCAさんである。

 機長を引っ張り出すあたりに,

 彼女の見事な「実力」があらわれていた。

 11時半には,座席の前に特製ベッドが取り付けられ,

 ここでグースカ眠ることになる。

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 こうしてみると,どこか「柩」のようにも見えてくるが,

 まちがいなく,ベビーベッドなのである。

 順調にからだがデカくなっているので,

 このベッドがつかえるのも,

 今回が最初で最後のようである。

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 何度も眠り,何度も起きる。

 そして,起きるたびに,

 「ここ,どこやった?」という顔をしてみる。

 日本時間の5時40分(現地4時40分),

 デンパサール空港に無事着陸。

 インドネシアのバリ島である。

 心配された大グズリもなく,

 ありがたいことに,じつにゆとりの飛行であった。

 飛行機を降りると,圧倒的に気候が違う。

 暑い,そして湿度が高い。

 ただちに半ソデ服となり,両の靴下も脱いでいく。

 入国手続きをとり,6時ちょうど(以下現地時間)には,

 ジンバラン(地名)のホテルに到着。

 日焼け止めのクリームを塗り,

 そして海辺にとびだしてみる。

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 しかし,新参本人は,「それがどうした?」という顔である。

 親たちは,ホテル周辺の地元メシ屋あたりを確認し,

 テイクアウトの地元メシを買ってもどる。

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 甘いビンタンビールが,スパイシーな食事にピタリとあう。

 風呂に入った新参は,夜8時には,グッスリ眠りに落ちていく。

 体内時計は9時という,遅い夜更かしの夜となる。

 親の相手も大変である。