3月10日は,今年のスキーの最終日である。

 爆睡のため,朝の風呂は10分だけ。

 8時からの朝食だが,

 今朝はカツカレーの呪いから解放されて,

 麦とろメシを,パクリ,ズルズルと食べていく。

 部屋の荷物を整理し,9時30分には山へ向かう。

 ゲレンデの様子が,昨日までとはかなり違う。

 週末のため,人の数が急にふえているのである。

 中でも,中高年のスキーヤーがふえているのが頼もしい。

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 頂上の「やまびこ」に今日も上がるが,

 あまりの人の数に,途中から,「パラダイス」へ降りて来る。

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 最後を惜しむように,何度も滑り,

 12時すぎにはゴンドラに乗る。

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 宿の前のみやげ屋で,「野沢菜おやき」を1つ買う。

 毎年必ず食べている。

 これで今年もノルマを達成。

 風呂に入り,宅急便を出していく。

 2時ちょうどには,宿から徒歩3分の「庄平そば」へ。

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 「水尾」を枡酒で飲んでいく。

 アテは野沢菜と塩である。

 枡の香りがとてもいい。

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 さらに「大ざる」2枚を食べていく。

 冷たい「ざる」が,香る枡酒にしっかりと合う。

 なんとも,なんともうまいのである。

 宿にもどる途中,土産を買い込み,

 アツアツの温泉饅頭も1つ立ち食い。

 相方には「野沢菜じゃがりこ」を,

 新参には岡本太郎による「湯」の文字が入ったたタオルを買う。

 タオルは,新参の風呂での全身丸洗い用である。

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 宿の前で記念写真をとってもらい,

 3時すぎにはジャンボタクシーに乗り込んでいく。

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 「直江津」までの道のりだが,

 ここでグッスリ眠り込む。

 疲れと酒の結果である。

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 列車の時刻より1時間も早く,「直江津」駅へ。

 時間つぶしに,目の前のホテル・ハイマートの店「多忙」にはいっていく。

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 こちらは「大ざる」2杯でハラがふくれているが,

 メンバーの3人は,豚トロやイカ焼きで酒を飲んでいく。

 酒も料理もうまいらしい。

 来年から,ここを最初からスケジュールにいれてはどうか,

 さらにここでつくってくれる弁当を事前予約してはどうか。

 そういう案がとびだして来る。

 「直江津」駅で弁当3つを確保する。

 5時29分には,「直江津」を出る。

 ウトウトするうち,7時19分には「金沢」に到着。

 乗り換えの間と,車内販売で,弁当の数を5つにのばす。

 5つの弁当を6人で食べるが,

 気がつけばハシが1つ足りない。

 仕方なく,1本のハシを半分に折り,短いハシで食べていく。

 その犠牲者は,I田先生とこちらである。

 弁当5つは,6人の中をグルグルグルグルまわっていた。

 思い出してケータイを開くと,

 ここでもまるで圏外である。

 なんてこった。

 「これは故障であろう」との結論が出る。

 車中ミニ宴会がつづき,話題は,男女関係に集中していく。

 男女の良好な関係をいかにしてつくっていくか。

 それぞれが個別的探究の成果を紹介していく。 

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 こちらは「ゲラ直しの人」となり,

 滋賀に入ったところで,これを終了する。

 10時前には,「堅田」の駅で,U野先生が降りていく。

 そして10時半には,終点「大阪」駅に到着となる。

 これにて,今年の極楽スキーは終了である。

 11時には家にもどり,261通のメールをひらく。

 電源を切って,再起動すると,

 ケータイはあっさり「圏外」を脱出した。

 なるほど,そういうこともあるものか。

 明日からはまた,ゴリゴリと仕事の連続である。