3月23日も,深夜就寝,昼前起床のダメリズムとなる。

 特殊栄養ジュースで「メール・ニュースチェックの人」となり,

 釜玉うどんの後は,「経済学とジェンダーの人」となっていく。

 何年か前に読んだ関係論文も,引っ張りだしてみる。

 同じ論文が違う封筒から登場し,

 それぞれ別々に読んだ跡が残っている。

 傍線や書き込みの類である。

 われながら効率の悪い仕事ぶりである。

 途中「日付のない講演依頼」が舞い込んでくる。

 ①日付と時間,②会場,③講演テーマ。

 せめて,この3つはちゃんと書いてほしい。

 「何日ですか?」「どこですか?」「どんな話ですか?」と,

 返信メールを書くのも手間なのだから。

 生醤油うどんの後は,「はじめに書きの人」となる。

 グイッと書いて,ゴリッと書いて,

 8時半には,なんとか完成。

 この問題についてのアマタの熱を一晩冷まし,

 明日には大阪方面にガッシンしたい。

 居酒屋「わさびを守り育てる会」の会長から,

 「4月に高松に行くから,うどん醤油を買ってくる」と,

 まことにありがたい申し出がある。

 いっしょに高松へ行きたいくらいだが,

 やはり仕事がゆるしてくれまい。

 ゼミ関連の本が2冊,格差社会の小原稿が1つ,

 雑誌の小書評が1つ,そして格差・連帯方面の本が1冊,

 保留してある「夏にはなんとか」の原稿依頼が2つ,

 さらに連続講座の依頼が和歌山と神戸から。

 チッ,書き出したりするんじゃなかった。

 これらの仕事のあいだに,

 本業の授業があり,学内の各種業務があり,

 あちこちでの講演があり,民主府政・憲法県政の検討があり,

 保育所通いがあり,居酒屋通いがあり,

 さらには,焼き肉やうどんも忘れず食っていかねばならない。

 どうやらあっと言う間に,夏の「ナヌムの家」となりそうだ。

 そんなこんなのあいだに,

 麺通団『恐るべきさぬきうどん』(新潮文庫,2003年)を読み終える。

 副題は「麺地巡礼の巻」。

 なんだか知らんが,やっとられんな。

 いや,この本は,確実に面白かったんだけど。