4月12日は,7時30分の起床である。

 フラフラと動きまわり,9時には新参を保育所に運搬・連行。

 JR「加島」から「西宮」へ,

 車中「右翼思想・団体の人」となっての移動である。

 この手の本は,面白すぎて,やめられない。

 研究室では,キャリア教育関連文書(その1)をつくり,

 キャリアサポートセンター方面に,ただちにガッシン。

 おにぎりをパクついたあたりに,4年ゼミNしょんが現れる。

 キャリア教育関連文書(その2)をつくり,

 今度は学長室方面に,ただちにガッシン。

 やたらと委員会仕事が増えているので,

 あらためて新年度のファイルをいくつか調達。

 パンチをふりまわして,ともかく書類をワンポケットに放り込む。

 6月2日にNしょんは,

 早稲田の「女たちの戦争と平和資料館」でシンポジウムのパネラーをつとめる。

 そこで,3年ゼミの東京学習(資料館と靖国)をこの日に重ね,

 現地ではじめてNしょんと顔をあわせて「サプライズ」。

 ……という企みだったが,

 ホワイトボードのなぐり書きから,あっさり本人にバレてしまう。

 3時からは「4年ゼミ-卒論のテーマは」をやっていく。

 やはり就職活動は気持ちのつかれることであるらしい。

 ちゃんと気分転換や心の休養日をつくりながら,

 前向きのがんばりを維持してほしい。

 さて,せっかく半年かけて書く卒論。

 それなりに「気合の入る」テーマが必要となる。

 一生に一度あるかないかの集中学習である。

 「これに私なりの決着をつけたい」。

 そう思えるものがあればいいのだが。

 6時には,大学を出る。

 車中「右翼思想・団体の人」となっての移動である。

 1歳児をおさえ,保育所では最大級の重量感を誇る新参に,

 山ほどのメシを食わせていく。

 丸洗いの後,夜はボケボケすごしていく。

 比嘉慂『カジヌムガタイ-風が語る沖縄戦』(講談社)を読み終える。

 米兵と同様に,あるいは身近にいるだけにより凶暴に,

 住民に襲いかかる日本兵の姿をふんだんに含むコミックス。