4月20日は,7時半起床の朝である。

 キッパリと立ち上がり,その後,ノロノロ動いて,

 9時には新参を保育所に運搬・連行する。

 JR「加島」から「西宮」へ。

 車中「会議準備の人」となっての移動である。

 授業の用意を少しだけ。

 10時30分から会議となるが,

 こちらはあっさり終わっていく。

 思わぬ空き時間を「野中広務の人」でうめていく。

 11時30分から「文献ゼミ・中国人強制連行」を行っていく。

 短い感想を書いてもらうと,

 「知らなかった」「こんなに残酷なことが」といった反応が100%。

 加害か被害か以前に,

 「戦争」をリアルに受け止めるための情報そのものが抜けている。

 大人たちの責任である。

 昼休みは食事をとりながらの会議である。

 しかし,こちらも予想に反してあっさり終了。

 研究室にもどり,文献ゼミ前期の計画をつくり,

 憲法県政方面のミニ仕事にも手をつける。

 横で,4年生N瀬さんが「卒論のテーマが……」と,

 苦しそうに本を開いている。

 7年前の卒業生Yプから,「夏に結婚します」と連絡がある。

 そして,同じ年の卒業生H生さんから,

 2週間前に受け取るはずのメールを,ようやく受け取る。

 しっかりせえよ,社会人。

 3時40分から教授会。

 量・質ともに,たっぷり重い会議であった。

 豊能町の介護保険,関西勤労協理論研究委員会の研究テーマ,

 文献ゼミの文献探しと,

 小仕事を終えて,7時すぎには大学を出る。

 車中「『慰安婦』問題の人」となり,すばやく「加島」にもどっていく。

 「寝たきり新参」をたたき起こし,メシを食わせ,

 遊び,風呂で丸洗いをする。

 夜は,憲法県政ミニ文書を兵庫各地にガッシンし,

 キャリア教育方面のメールをいくつか。

 それで,まぶたは十分重くなる。

 さて,布団では,何を広げてみたものか。

 全体として,こじんまりとした1日である。