5月7日は、7時30分の起床であった。

 昨夜からの新参の高熱はつづき、

 やはり「休講」を余儀なくされることとなった。

 「当日」休講は,学生たちにもっとも評判の悪いところである。

 スマヌスマヌ、学生諸君よ。

 とはいえ、授業が午後からであったのが不幸中の幸いか。

 教務課に連絡し、また3年ゼミ生には、

 「今日の5時間ゼミは休み」と、直接メールで連絡していく。

 朝食は水分補給をかねて、ミルクだけとし、

 9時前には、新参をかついで外に出る。

 「尼崎」の某「こどもクリニック」へ移動。

 診断開始の時間に入ったはずだが、

 すでにたくさんの子どもたちがおり、

 こちらの診察は10時前からと相成った。

 新参本人の機嫌はまったく悪くない。

 ただし、熱が38度から39度をフラフラしており、下がらない。

 診察の結果は「風邪ですね」。

 解熱剤などのクスリが出される。

 「発疹が出ないかどうかには注意が必要」とのことである。

 10時半には家にもどる。

 クスリ、ミルク、乳児ビスケット、バナナ少々などで、

 機嫌をそこねないように、ハラを膨らませ、

 水分をたっぷりとらせていく。

 12時前には、グッデリと寝る。

 ついでにこちらも、真横で寝る。

 1時半には、ウイウイ起きる。

 ついでにこちらも、真横で起きる。

 午後もまったく機嫌はいい。

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 ふてぶてしい表情で、そこいら中をはいずりまわり、

 ものを投げる、テーブルから落とす、カバンからかきだすなど、

 例によって、やりたい放題である。

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 そして,ニコニコ笑って、ハナをたらす。

 熱さえはからなければ、まるで病人とは思えない。

 散々遊んで、再び眠りについた5時すぎには、

 ちょうど相方が仕事からもどってくる。

 新参の看病および赤子的個人暴動の監視を交代し、

 こちらはパソコン前で、ニュースチェックの人となっていく。

 東アジア内部の経済交流とともに、

 東アジアと外部との経済交流もまた急速に進んでいるようである。

 6時半には、夕食づくりにとりかかる。

 やや固くなった巻き寿司に、水をふってレンジでチン。

 めざしを焼き、ブタ野菜炒めもつくってみる。

 ガツガツ食べるその横で、

 ヤツも、イモ粥1人前を、何の苦もなく食べていた。

 8時半には、再びパソコン前にはりついていく。

 メール、ガッシン、メール、ガッシンの繰り返しの夜である。

 またしても、「慰安婦」問題でのゼミの取り組みについての取材が入る。

 月刊誌だが、7月号って,いまからで発行は間に合うのか。

 他方、こちらは、延び延びになっている学生就職本にケリをつけ、

 6月末には、経済学者らしい原稿も書いていかねばならないのである。

 直近の仕事の「学生本」のゲラなおしは、

 明日・明後日で、暴力的に完結させていかねばならないようだ。

 明日は授業に出る予定。