5月15日は、7時30分の起床であった。

 新参対応中心の朝をおくり、9時ちょうどには保育所に運搬・連行。

 一旦、家にもどり、メール処理人生を送っていく。

 10時すぎには、再脱出。

 JR「加島」から「尼崎」へ、「西宮」へ。

 車中「ゲラなおしの人」となっての移動である。

 「西宮」で新幹線のチケットをゲットし、そのまますばやく大学へ。

 キャリアデザインプログラムの件で、教務課と打ち合わせ。

 これは新たに始まる制度であり、

 実務のいずれも試行錯誤と模索となる。

 教育開発センターでミニ仕事。

 さらに、キャリアサポートセンターへまわり、

 とあるキャリア関係科目の複数開講を検討してみる。

 話が最善の解決を見る可能性があることにホッとする。

 ようやく研究室にたどりつき、オニギリをパクパク食べていく。

 昼休みには、「9条の会」関係の学生がやって来る。

 「就職活動が終わったので、これからはしっかりやります」と頼もしい声。

 関学の学生たちとの共同企画や、

 夏の原水禁大会への参加といったことが話題になっている。

 学内の実務処理をすすめる中、

 「リサーチの鬼太郎」に来てもらう。

 あれこれをながめてもらい、

 2つめのノートパソコン活用におけるハードディスク利用の方法について、

 「なるほど、そうですか」のアドバイスをもらう。

 3時からは「比較経済論-米中接近の日本の歴史問題」を行う。

 終了後、「9条」方面の学生と立ち話。

 遅れて研究室にもどると、今度は3年ゼミH川パパが、

 歴史問題についての本をあさっていた。

 しばらくの雑談の後、5時30分には山を下る。

 JR「西宮」から「三宮」へ。

 車中「人口論の人」となっての移動である。

 「三宮」でパン屋にとびこみ、ガツガツとパンを1つを食べながら、

 神戸市勤労会館へ。

 今夜は兵庫学習協の講座である。

 4回講座の第1回目は「歴史的人口変動と資本主義の課題」。

 『経済』の06年9月号に書いた論文「人口変動とマルクスの資本主義分析」を、

 2時間かけて、かみ砕いて解説してみる。

 あらためて読み返してみて、

 今日の「少子化」や「人口爆発」などの諸問題と、

 マルクスの資本主義社会分析との接続のあいだに、

 いまだ多くの中間項が不足していることを実感する。

 会場には人口論を専門とされるK先生も来られており、

 特に今日の問題をめぐる事実認識の点で、いくつかのことを教えていただく。

 こういう機会は貴重である。

 9時には、会場を出て、車中「ゲラながめの人」となって「加島」にもどる。

 もう1つのパンと、駅前で買ったたこ焼きと、野菜スープという夕食をとる。

 『いまこそ、憲法どおりの日本をつくろう!』が届いていた。

 副題は「政治を変えるのは、あなたです」。

 日本機関紙出版センターからの発行である。

 編集のM尾さん、ありがとうございました。

 表紙のカットは、3年ゼミ生の「なおしょん」に描いてもらったもの。

 冬の新潟での講演をもとにした、81ページの小さな本で、

 手軽に各地の学習会につかってもらえるサイズのもの。

 みなさん、大いにご活用を。