なるほど、そしてこの人口比率の変化が、アメリカの出生率の相対的な高さにつながっているわけだ。

 米のマイノリティー1億人突破・総人口の3分の1に(日経新聞、5月19日)

 米国でヒスパニック系やアフリカ系(黒人)、アジア系などのマイノリティー(少数派)人口が昨年7月時点で1億人を突破し、総人口の3分の1に達したことが分かった。米国勢調査局が17日、発表した。

 少数派グループのうち、最も増加ペースが速いのは中南米からの移民を中心とするヒスパニック系で、前年比3.4%増え総人口の14.8%を占めたアフリカ系は同1.3%増え13.4%、アジア系も同3.2%増の5.0%となった。

 一方、建国以来の「多数派」である非ヒスパニック系の白人は0.3%増にとどまった。いまだに総人口の66.4%を占めるが、現在の傾向が続けば今世紀半ばにも「少数派」になるとの見方もある。