6月22日は、7時50分の起床であった。

 新参は、なぜか、はげしく不機嫌である。

 とはいえ、メシはいつもどおりの大食い完食。

 計っても熱があるわけではない。

 う~む、不可解な。

 とはいえ、今朝は、キャンセル不能の仕事がある。

 9時30分には、雨の中、保育所への運搬・連行を敢行する。

 JR「加島」から「西宮」へ。

 車中「キャリアデザインの人」となりつつ移動する。

 事務室で書類を受け取り、そのまま講堂に突進。

 10時35分からのアッセンブリアワーで、

 「キャリアデザインプログラムの説明」である。

 賛美歌を歌った後に、50分ほどの話を行っていく。

 終了後、廊下で、2~3の学生から質問を受ける。

 つづいて、11時30分からは「文献ゼミ-帝国海軍勝利の記録」

 1942年の大本営編集映像を見ていくが、

 敵についても、味方についても、ただ一体の死体も、

 たった1人のけが人も登場しない。

 きわめて明瞭に、意図してつくられたフィルムである。

 オニギリをパクパクと食べ、ちょいと小仕事。

 その後、突発的に、研究室のかたづけに挑む。

 大きな封筒に入った過去の諸文書を(超整理法)、

 そのままボコボコごみ箱に捨てる。

 すでに卒業した学生たちのレポート類については、

 大学研究所前のシュレッダーにかけていく。

 とはいえ、やたらと量が多く、

 それだけで、時間はドンドン過ぎ去っていく。

 3時40分から、大学研究所の総会である。

 いくつかの議事を終え、その後に、T岡先生の研究発表がある。

 コムギのアレルギーと、アレルゲンレスコムギの育種について。

 半分以上は、しろうと向けのがやさしい解説であり、

 「ほう、そういうものか」と聞いていく。

 5時10分には、中座して、文学館のとある教室へ。

 1年生のためのキャリア・ガイダンスである。

 「『私の就職』をどう考え始めるか」と題して、しゃべっていく。

 いくつかの授業で、何度も、似たようなことをしゃべっており、

 なんとも手慣れた話となっていく。

 ガッツリと録音テープをとってもらう。

 終了後、JD館大会議室へもどるが、

 自己評価点検・報告書執筆者会議は、

 ちょうど終わったところであった。

 「教育」作業部会は、本来、こちらがまわさねばならないのだが、

 今回はM永先生にお願いしておいた。

 あれこれの話は、すばやく終わってくれたらしい。

 ありがたや、ありがたや。

 お疲れの自己評価委員長E藤先生と、一言二言かわして、

 研究室にもどっていく。

 7時すぎには、大学を出る。

 車中「民主府政の人」となり、JR「西宮」から「加島」へもどる。

 アジを焼き、山芋を焼いて、夕食をとる。

 新参は、保育所では、それなりに機嫌がよかったらしい。

 しかし、さかんにダッコをせがんだとか。

 家でも同じ様子である。

 風呂上がりのカラダをチェックすると、

 あせもがグッと広がっている。

 あの不機嫌は、

 「わしは、かゆいんじゃあ~~」

 「なんとかせんか、このボケェ~」

 ということだったのだろうか。

 それ用の薬を、背に、腹に、

 ペタペタ、パチパチつけてみる。

 さて、これで機嫌はどうなるだろう。

 明日は、京都で、卒業生の結婚式。

 車中「スピーチ作成の人」となっての移動となろう。