6月23日は、9時30分の起床であった。

 新参のあせもは、サッとひいたようである。

 なかなか良く効くクスリである。

 本棚部屋のかたづけを行い、

 メールをあれこれガッシンして、

 11時半には外に出る。

 空は、梅雨とは思えぬ快晴であった。

 コンビニを経由して、JR「加島」から「尼崎」へ、「京都」へ。

 「尼崎」のホームで、「買ったばかりの水引に氏名記入の人」となり、

 あとは、車中「落ち着いてスピーチ準備の人」となっていく。

 1時開始の披露宴に、12時55分の到着である。

 受付をすませていると、横から声が聞こえてくる。

 「ああ、センセイ、来た、来た」

 「あいかわらずギリギリに来るわよね」。

 先月、西北で飲んだばかりの、KヨとMちゃである。

 「センセイ、その綱渡りそろそろやめたらどうですか」

 「でも、センセイの場合、綱渡りがうまくいっちゃうのよね」

 「いや、それが良くないんだってば」。

 話は、2人のあいだで勝手にどんどん進んでいく。

 会場は、ハイアットリージェンシー京都。

 国立博物館や三十三間堂の近くであった。

 ただちに披露宴の開始となる。

 司会は、歌手のばんばひろふみ氏。

 新郎のご両親と、長く、親しい間柄とのことである。

 軽妙な話とともに、「座をあたためる」とばかりに、

 新郎新婦入場前の「歌」となる。

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 生ギターでの歌声は、なかなかに見事なものである。

 今日の新婦のヒッシーは、99年度の3年ゼミ生。

 5月に、ハワイで挙式はすませており、

 入場の様子を見ても、

 「緊張」に「楽しさ」が勝っているといった具合であった。

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 新郎のKへいさんが、渋い二枚目風だったのは、

 この宴のほんの最初の部分だけ。

 食事がはじまると、

 友人たちにつがれるがままに酒を飲み、

 ただちに「愉快なオニイサン」への変身をとげていた。

 新婦側の主賓として、スピーチをさせていただく。

 何人かの同級生に、エピソードのリサーチをしたうえでのスピーチである。

 やはりメインは、

 ナガシマスパーランドでのジェットコースター写真の話とあいなった。

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 乾杯が終わり、食事に入る直前の記念撮影のポーズの一枚。

 あとは若い仲間たちの歌があり、スピーチがつづき、

 新郎への「酒つぎ攻撃」が繰り返される。

 ハワイでの挙式の様子が、大きなスライドに写し出された。

 こちらも、同じテーブルのみなさんと、親しく話をさせていただく。

 おひらきの前におこなわれた、新郎のお父上によるご挨拶は見事であった。

 言葉のひとつひとつに、

 若い二人への深い愛情が感じられる。

 大人と若者との関係というのは、こういうものでなければ。

 4時ちょうどには、会場を出る。

 依然、外は驚くほどの良い天気。

 キラキラまぶしいほどである。

 「このあと神戸でも結婚式があるから」という、KヨとMちゃは、

 すでに2時30分には、姿がなかった。

 JR「京都」から「尼崎」へ、「加島」へ。

 あえて普通電車に座り込み、パソコン仕事を行っていく。

 車中「兵庫講座準備の人」となる。

 6時ちょうどの帰宅であった。

 相方と新参は、すでに実家にもどっていた。

 新参は元気なようである。

 その調子で、月曜日以後も、

 落ち着いた保育所人生が送れるといいのだが。

 宅急便でとどいた今月の讃岐うどんを、

 さっそく、ゾゾゾと食べていく。

 披露宴での食事の際、

 「ぶっかけうどんくださいっていってみたらどうですか」と

 Kヨに、からかわれたことを思い出す。

 ビデオにとっておいた、関西アホバカ必見番組をながめていく。

 明日は、新聞を少し捨てよう。