6月30日は、8時ちょうどの起床であった。

 「遅れた、遅れた」とあわてて仕事に出て行く相方を横目に、

 新参の体調をチェックしていく。

 機嫌はいい、しかし、アタマから汗を流している、

 電子体温計では7度をこえる……。

 そして、朝のスイカをひとくちゲボリ。

 この段階で、本日の「保育所欠席」を決断する。

 9時半には、早々に、相方実家よりの支援をいただく。

 小仕事をして、11時前には、外に出る。

 文科省行きは、7月5日で確定となる。

 JR「加島」から「西宮」へ、

 車中「安倍政権の人」となっての移動である。

 11時30分から「文献ゼミ-敗戦後新日本の建設」を行っていく。

 といっても、今日は、ほとんどビデオをながめただけ。

 昼休みは「キャリアデザインプログラム」についての質問会。

 こまかい履修の条件については、

 こちらも問われることで、理解が深まっていく。

 終了後、N波江先生と、D館1Fで食事をとりながら雑談。

 となりの教務部長室で、U田先生が、

 真剣な顔つきでキーボードを叩いていた。

 「あの真剣さは、学内の業務ではなく、

 締め切りに追われた原稿書きであろう」と、

 N波江先生とともに納得していく。

 2時すぎに研究室にもどり、

 4年ゼミT中丸さんの卒論相談。

 侵略戦争に対する、日本とドイツの戦後の総括の相違が、

 大きなテーマとなっていくようである。

 夜の講座のために、学生たちの学びの写真を、

 パソコンの中であれこれ整理する。

 4年ゼミあゆぱんが、ドタバタと、卒論の文献をとりにやってくる。

 そして、またしても、ドタバタと、

 はげしい勢いで帰っていく。

 5時前には、大学を出る。

 JR「西宮」から「尼崎」へ、「京都」へ。

 車中「安倍政権の人」から、「就職本の人」へと変態する。

 京都駅前のいつもの喫茶店で、

 スパゲティをモグモグ食べる。

 そして、講座のための短いレジュメをホイホイつくる。

 7時前には、今夜の会場である、

 京都エスペラント会館に到着。

 「学生と学ぶ『慰安婦』問題」と題して、

 プロジェクターでたくさんの写真を紹介しながら、

 話をする。

 オープンキャンパス京都自由大学の1コマである。

 講義のあと、受講のみなさんと、

 1時間近く、自由に言葉をかわす。

 『「慰安婦」と心はひとつ 女子大生はたたかう』も紹介するが、

 「それは、とてもいい本だ」

 「私は週に1冊自分で買って、友達に配っている」

 といわれる方もある。

 まったくもって、ありがたいことである。

 この大学には毎年参加させてもらっているが、

 「常連さん」的受講生も多く、

 こちらにとっても、心がなごむ、学びの空間となっている。

 9時30分には会場を出て、

 京阪「七条」から「京橋」へ、JR「京橋」から「加島」へ。

 車中「京橋までは住金裁判のK川さんとごいっしょの人」

 となっての移動である。

 先日の地方選における大阪の状況など、

 あれこれを聞かせていただく。

 結局、11時前の帰宅となった。

 さっそくビールをあけて、今夜の「探偵」をながめていく。

 蒸し豚をゾリゾリと切り、キムチとあわせて食ってみる。

 「ぷ」から、結婚式に来てほしいとメールがあり、

 なつかしい丸顔が、ポワ~ンと思い浮かぶ。

 もう6~7年も会っていないか。

 はいはい、行かせていただきますよ。