7月17日は、2時半就寝、7時起床の朝であった。

 くわえて「深夜新参背中トントンの人」ともならねばならず、

 いささか眠い朝である。

 すばやく朝食を食べさせ、

 予定どおり、ヤツを保育所に運搬・連行する。

 JR「加島」から「西宮」へ、

 車中「やたらと眠いの人」となって移動する。

 大学では、いきなりオニギリをパクパクパク。

 そして、各方面に電話攻撃。

 研究会の会場とりやら、

 3年ゼミの訪韓事前学習会の場所確認など。

 結果をさっそくメールする。

 つづいて、夏の講演がらみのメールを、

 東京、東京、和歌山、堺と、ガシガシ発信。

 堺は、先日の「朝日」の記事を見てくれての依頼である。

 学生たちの掲示板にも、「同行できるか?」と書き込みをする。

 事務室、事務長室、経理課、非常勤講師控室などをグルグルまわり、

 図書館地下にこもって小仕事をする。

 午後になっても、全般的呆然はつづいていく。

 3時からは、「比較経済論-多面性をありのままに」をどうにか行う。

 現代中国の話だが、いまひとつキレの悪い時間となった。

 学生諸君よ、すまない。

 あわせて、前期末のレポート課題も示していく。

 4時30分からは「4年ゼミ-悩ましき卒論づくり」の時間ある。

 3人の学生の卒論相談であった。

 どうにかこうにかこなしていく。

 こっちも眠くて、悩ましい。

 「9条変えるのに反対の政党ってどこですか」

 「私、政党のことってあまり知らなくて」。

 せめて、それくらいは、知っておけ。

 7時をすぎたところで、大学を出る。

 帰宅して、ただちに新参と風呂に入っていく。

 ガツガツと夕食もとっていく。

 だが、夜もまた全般的呆然人生の継続となった。

 たくさんの郵便物をひらいていく。

 初めてみた「母親しんぶん」を広げてみると、

 わが所属が経済学部となっていた。

 そのような学部は勤め先には存在しない。

 しかし、「べつにどうでもいいわな」の気分である。

 お盆前後は、終日新参相手の日々となりそうである。