8月2日は、10時起床の朝であった。

 新参および相方が、仕事および保育所をそれぞれ休んだ朝である。

 コツコツ仕事をすすめていくが、

 グズリ新参が、すぐに仕事を止めにやってくる。

 「本棚部屋に隠れている」と察知されると、

 その攻撃はやむところを知らない。

 昼食には、韓国冷麺をゾゾゾゾゾ。

 あれこれをして、3時前には、家を出ることにする。

 JR「加島」から「尼崎」へ、「西宮」へ。

 車中「日中対話の人」となっての移動である。

 スーパー「アカシヤ」によって、大学へ。

 教育開発センターから、キャリアサポートセンターをまわり、

 事務室で本を受け取って、研究室へ。

 学生たちはすでに「夏休み」だが、 

 今日は、3年ゼミ生による「自主ゼミ」開講の日であった。

 1時すぎからということであったらしい。

 なぜか全員に「9条シール」が配られている。

 しかし、それをTシャツに貼り付けてどうする。

 洗濯したら、終わりじゃないか。

 お菓子とアイスの差し入れを行い、

 いっしょにビデオをながめていく。

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 「その時歴史が動いた 忘れられた島の闘い 沖縄 返還への軌跡」。

 「本土復帰」のために投獄をへても闘いつづけた瀬長亀次郎の姿が中心。

 瀬長が沖縄人民党の書記長(党首)であったことや、

 「本土復帰」とともに合流した日本共産党の副委員長であった話は登場しない。

 しかし、本土の人間により「忘れられた島の闘い」は、

 見る学生たちにも衝撃的であったようだ。

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 さらに、沖縄戦と「集団自決」問題にかかわる、

 ごく新しい子ども向けの平和番組ビデオもながめていく。

 その後も、週末の歴教協での発言内容をあれこれ相談し、

 次回「自主ゼミ」の日程相談も行った上で、6時前には帰っていった。

 静かになった演習室のホワイトボードには、

 「新ワルモノ」の絵が残されていた。

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 その昔、「アラレちゃん」に、こんなヤツが出ていなかったか。

 その後も「シリーズ戦争をどう裁くか 第2夜 問われる戦時性暴力」をながめる。

 中川昭一・安倍晋三両氏の介入により、

 内容が大幅につくりかえられた例の番組である。

 なるほど。

 7時前には、大学を出る。

 JR「西宮」から「加島」へ、

 車中「日中対話の人」となって、もどっていく。

 微熱新参の相手をし、ヤツといっしょに夕食をとる。

 夜は、ただただ、ネットのニュースをながめるばかり。

 仕事はまったく減らないが、

 いまは、やはり、やりすごすしかない時期らしい。