8月12日は、10時すぎ起床の朝であった。

 新参・相方は実家生活の朝である。

 まずは、たまったメールを処理していくが、

 遠方よりの講演依頼に、困ってしまう。

 新参の体調がよければ、一緒につれていくこともできるのだが、

 そうでなければ、ただのとんぼ返りは効率が悪い。

 2時には、天ぷらうどんをゾゾゾゾゾ……。

 熱いダシ、冷たい麺で食べていく。

 新聞、郵便物を片づける。

 届いた雑誌に、なかなか面白い記事がある。

 「そういえば」と気がついて、

 「毎日」に掲載された4年生たちの声を確認する。

 これで、この夏、学生たちによる紙面登場は3度目となる。

 ゼミの取り組みの発展と、

 「慰安婦」・歴史問題に対する注目の高まりの両方の作用の結果である。

 つづいて、4度目の登場となる「赤旗」のゲラをザッと眺めて、

 ホィッと返信。

 こちらは「恥ずかしながら、私も慰安所を利用しました」

 という元兵士の悔恨の声とならんでおり、

 「歴史」が、現代の一角を構成していることが良くわかる。

 コンビニから振込をまとめて4つほど。

 夕食には、先日、卒業生にもらった、

 長崎の世界大会の土産をあける。

 中身は、「酒を忘れるな」といわんばかりの、

 甘辛い味付けの海のものであった。

 さんきゅ、K下さん。

 夜は、全体として、ノロノロ生きる。

 明日は、休憩脳味噌の始動開始となるはずである。

 それにしても、書類がやはり見当たらない。

 大学においたままだとすると、大失敗。

 「まったくもう」の気分である。