8月12日は、午後1時半起床の昼であった。

 夕べが多少遅かったとはいえ、

 驚くほどの睡眠である。

 なんと、起きた瞬間にハラがへっていた。

 このような健康を胃腸方面に感ずるのは、

 一体、何年ぶりのことであるか。

 ミニクロワッサン1袋(8ケ入)を、

 ウィンナー4本放り込みの目玉焼き2ケで、

 むしり、むしり、ツケ、ツケ、パク、パクと食べていく。

 コーヒーもあわせて、クピクピクピクピ。

 あっというまに食ってしまった。

 快調である。

 なんだかカラダが軽く、感じられ、

 そのまま、本棚部屋床一面の本、論文、書類の片づけに入っていく。

 見る、見る、捨てる、捨てる。

 見ない、見ない、捨てる、捨てる。

 見る、見る、本棚へ、本棚へ。

 この3つの動きで約2時間。

 わが自由空間は、かなり広くなってくれた。

 しかし、捜索中の重要書類は、

 やはり大学にあることが、ほぼ確定。

 他方、とっくに締め切りのすぎた

 「レジュメ送れ」「交通費知らせろ」の書類を発見してしまう。

 またしても、日本母親大会である。

 スマナイ。

 まったくもって、スマナイ。

 全国大会というのは、規模がデカイだけに、

 すべてにおいて準備が早い。

 いつも「レジュメは3~4日前でいいわな」という

 ダラけ人生を送っているこちらとしては、

 ついていくのが大変である。

 明日には、なんとか、処理したい。

 6時半には、大きな封筒5つとパソコンを抱えて外に出る。

 大量の紙ゴミを、持ち出したのち、

 JR「加島」から「尼崎」へ、「甲子園口」へ。

 いつもの喫茶店に閉じこもっていく。

 靖国、「慰安婦」、米中関係、参院選挙、国民新党、

 平沼赳夫、憲法「改正」、アメリカいいなり、財界の「戦後レジーム」論……。

 封筒5袋分の論文・記事を、手当たり次第にながめていく。

 う~む、面白かったり、つまならなかったり。

 それでも、わがボンクラ頭に、やる気がもどりつつあるのは確からしい。

 かすかな手応えを感じて、

 8時40分には、店を出る。

 逆コースをたどって、9時ちょうどの帰宅となる。

 水ナスの浅漬け2つと、たまご豆腐2つに、

 ピーナッツをポリポリ食べる、居酒屋風夕食。

 ビールを飲みながら、郵便物や新聞をながめる。

 あらたに麻生太郎氏の本も届いていた。

 ナイスなタイミングである。

 しばらくして、テレビをながめると、

 わが讃岐うどんがピンチだという番組があった。

 石油・ガスの値上がりに加え、

 うどんのゆで汁排水による環境汚染の可能性の指摘、

 そして、原料であるオーストラリア産小麦の大不作。

 とりわけ、最後の1つは、うどんの質にもかかわる大問題。

 原因が、エルニーニョ現象にあるというのだから、

 まさしく「うどんの中に世界が見える」。

 なんとかガンバッテくれ、讃岐うどんよ。

 小さな讃岐うどんの業者たちよ。