椎名誠『ごんごんと風にころがる雲を見た。』(柏艪舎、2007年)を読み終える。

 そんな具合に、雲がむこうから、こちらへやってくるのは

 モンゴルの草原での話だったような気がする。

 読んだハシから忘れているのだが、別に、何かを覚えるための本ではない。

 読んでいる最中に、「ああ、いいなあ」という気分にさせてもらうための本。

 今回も、たくさん「ああ、いいなあの人」になることができた。