8月16日は、10時半起床の朝であった。

 就寝時間の遅さを考えると、

 「よくがんばりました、マルっ!」といった朝である。

 いつもの特殊栄養ドリンクをゴキュゴキュと飲み干し、

 ボケあたまで、メールをながめ、

 ネットのニュースをながめていく。

 フラフラと動き、2時すぎには外に出る。

 JR「加島」から「尼崎」へ、「神戸」へ。

 車中「『慰安婦』小原稿の人」となっての移動である。

 「神戸」では、

 最近、何度か入っているうどん・そば屋で、

 あったかい鴨南蛮そばを食べていく。

 ゆるせ、うどんよ。

 ただちに、近くの巨大隠れ家に潜んでいく。

 「ああ、やりたくない」「でも、やらないとしゃあない」。

 そういう仕事を、持ち込んで片づけるには絶好の場である。

 憲法県政方面の話し合いも、ついでに行い、

 「慰安婦」小原稿を完成させる。

 そして、本題の書類仕事を片づけていく。

 あ~あ、疲れた。

 途中、コーヒーと煎餅をいただいたのだが、

 その煎餅の真ん中に、なんと「砂の器」の文字がある。

 ただちに、わが脳裏には、

 加藤嘉、加藤剛両名優の姿とともに、

 吹雪の日本海沿いを歩く、

 悲しく、つらい親子の姿がうかんできた。

 「こんな煎餅売れるんですか?」

 「うちの事務局長の地元ではブームなんです」

 「お土産なんです」。

 テレビドラマとしてリメイクされたのは知っていたが、

 それにしても、世の中というのは、いろんなことが起こるものである。

 7時前には、すべてを終え、

 「食事という名の酒でも」等といういけない誘惑を振り切り、

 心静かに隠れ家を出る。

 JR「三宮」から「尼崎」へ、「加島」へ。

 車中「鎖国の人」となっての移動である。

 5~6日ぶりであろうか、相方と新参が帰っている。

 ホンのわずかの期間だが、

 それでも新参には、明らかな成長の跡がある。

 面白いものである。

 忘れないうちにと、大阪方面に「慰安婦」小原稿をガッシンする。

 「1500~2000字(もっと長くても結構です)」とあったので、

 書きたいことを書いて、

 4300字で放り込む、ちょいワルぶりである。

 なるようになっていくのだろう。

 食事をとり、新参とミニカーで遊び、スイカを食わせ、

 尻方面を中心にシャワーをあびせて、

 寝かしつける。

 ついでに、こちらもグデェと眠りに落ちて、

 しばらくたって、立ち上がる。

 こういう夜の大問題は、

 2度目の睡魔が、何時に襲ってくるかということである。

 酒とアホ本だけが、頼りである。