椎名誠『草の記憶』(金曜日、2007年)を読み終える。
小学校5年・6年生を、昭和の半ばにすごした少年たちの「記憶」。
画一化される以前の、いろんな種類の大人がおり、
学校の外には、おそろしく広い、子どもたちだけの世界がある。
山芋をひっこぬいて、たき火で焼いて食ってしまう
そんな、あたりまえの生活の知恵もあった。
話の終わりに、時代がポンととんでしまうところが意外であり、
また、読み手の郷愁をグッと深めさせる。
トシをとったなあと、しみじみ思う。
椎名誠『草の記憶』(金曜日、2007年)を読み終える。
小学校5年・6年生を、昭和の半ばにすごした少年たちの「記憶」。
画一化される以前の、いろんな種類の大人がおり、
学校の外には、おそろしく広い、子どもたちだけの世界がある。
山芋をひっこぬいて、たき火で焼いて食ってしまう
そんな、あたりまえの生活の知恵もあった。
話の終わりに、時代がポンととんでしまうところが意外であり、
また、読み手の郷愁をグッと深めさせる。
トシをとったなあと、しみじみ思う。