パール判事は、日本の侵略行為を正当化したわけではない。

 ここが肝心なところなのだろう。

 それにしても、帝国軍隊の名誉回復にかける安倍首相の執念はすさまじい。

 国際世論による包囲のもとで、「私の使命」達成に向けた開き直りが強まっているということだろうか。

 インド訪問の安倍首相 パール判事遺族と面会 なぜ(しんぶん赤旗、8月22日)

 安倍晋三首相は二十一日からのインド訪問に際し、日本の戦争犯罪を裁く東京裁判(極東国際軍事裁判)で有罪判決を受けた東条英機元首相ら二十五人の被告に対して唯一「無罪」を主張したラダビノッド・パール判事の遺族と面会する予定です。今なぜパール判事か、疑問の声が起こっています。