赤瀬川原平・東海林さだお・奥本大三郎『うまいもの・まずいもの』(中公文庫、2006年)を読み終える。

 芥川賞作家と、「丸かじり」作家と、ファーブルの翻訳等で知られるフランス文学者の鼎談・対談集。

 そして、その中身は……

 「カマキリも唐揚げにすれば、何とかなるんじゃない」

 「高僧は陰でいろいろ食べている人が、長生きするという(笑)」

 「納豆は外国人の、日本に対する一種の忠誠度テストだね(笑)」

 「あのカルメ焼きって、もう一回食いたいね」

 ……ってな調子のことである。

 すばらしい。

 単行本は、94年に出ていたらしい。