大人たちは、地下鉄で景福宮(キョンボックン)へ移動する。

 ソウル市内は、何本もの地下鉄が網の目をつくる。

 運賃は均一1000ウォン(120円程度)のようである。

 今日は、歴史上初の「ノーマイカーデー」で、

 地下鉄に乗り込む人が多かった。

 「環境問題もあるけど、『もっとゆとりをもとう』ということです」。

 日本にも同じ問題があるようである。

 エスカレーターは「右立ち、左歩き」のようだった。

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 入口の大きな門では、

 交代する衛兵のセレモニーが行われていた。

 これは観光客用とのことである。

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 李氏朝鮮の国王が、政治を指示した玉座である。

 内装を見て、沖縄の首里城のそれを思い出す。

 いずれも、中国の影響をつよく受けていたということだろう。

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 こちらは、王が一人きりですごした場。

 「儒教の精神による質素倹約のため、宮殿すべてが控えめな大きさ」。

 とはいえ、相当の広さである。

 2時間たっぷり、解説をうかがいながら見学する。

 さらに、隣接した国立民族博物館へと移動。

 ここでは、この土地にくらした人々の

 リアルな生活が伝えられている。

 食べ物、着るもの、家、食器、遊びの歴史と現代などである。

 100種類を軽くこえるというキムチのつくり方も紹介されている。

 小さな子どもたちもたくさん学んでいる。

 5時前には、ふたたび地下鉄へ。

 周辺の居酒屋を確認しながら、

 5時30分には、ホテルにもどる。

 韓国旅行第1ラウンドの終了である。