部屋にもどって、いったん休憩。

 この後は、明日の昼まで、全員自由時間となる。

 急にカラダの力が抜けて、ベッドにバッタリころがっていく。

 ウトウトしているところに、

 毎日新聞から「安倍退陣表明をどう思うか」と、

 いきなりインタビューが入ってくる。

 便利なケータイというのは、

 反面、実に、恐ろしいものである。

 ベッドにころがったまま、思いつくままを話していく。

 まあ、きっと小さな記事なのだろう。

 4時30分をすぎたところで、ロビーに集合。

 O田さんは、娘さんが韓国に来ているそうで、

 すでに出かけられている。

 残りのチーム大人で、地下鉄を乗り継ぎ「明洞」へ出る。

 だが、わずかに歩いただけで、グッと気分が悪くなってくる。

 食べ物の匂いが、妙にハナにつく。

 申し訳ないが、1人だけホテルへもどらせてもらう。

 グッタリとして、タクシーでホテルへ一直線。

 6時40分から、そのまま断食、眠り込みの態勢に入る。

 9時半頃、「去年の店で飲んでいます」とT内さんからメールが入る。

 つまり去年のホテルの近くの

 地元居酒屋「詩人」である。

 行きたいのはやまやまなのだが、どうにもカラダが動かない。

 さらに眠っていると、

 夜12時前に、F田弁護士が「大丈夫かあ?」と帰ってくる。

 そして、さっさと先に眠った。

 さすがは、わが長年の友である。

 こちらも、そのまま、ともかく眠っていく。

 この日の夜は、まったく完全にダウンである。

 とはいえ、これも自由時間のひとつの使い方ではあったのだろう。