10月5日は、9時半起床の朝であった。

 遅い。

 しかも、なんと、ネットがまったくつながらない。

 なぜだ、なぜだと焦るうちに、時間は刻々すぎていく。

 11時前、ようやく外に飛び出していく。

 JR「加島」から「尼崎」へ、「西宮」へ、

 車中「インドの人」となっての移動である。

 11時30分から「基礎ゼミ-『日中戦争』の実態にふれて」を

 行っていく。

 さっそく、あれこれの疑問が活発に出る。

 学びの出発点は疑問である。

 それが、素直に表明できるのは、とてもすばらしいこと。

 疑問を出すのが、楽しそうでもある。

 1時からは、あれこれの職場で

 夏期インターンシップに参加してきた学生たちとの懇談会。

 10分ほど遅れて、なだれこむ。

 学長から修了証書を受け取った学生たちが、

 1人ずつ自分の体験を語っていく。

 人数が多いので、短い時間であるのが残念だが、

 それぞれの生き生きとした力が伝わってくるのがとてもうれしい。

 事務室横の会議室で、サンドイッチをパクパクパク。

 居あわせたU先生やK先生と雑談をする。

 研究室にもどり、12日の教授会研修会の準備をすすめる。

 準備結果を教育開発センターにもちこみ、

 ただちに、3時40分からの科別教授会へ。

 会議の中で、教育開発センターのたまった仕事をこなし、

 なんどもセンターとのあいだを往復する。

 その忙しさに追い打ちをかけるように、

 FDセンターからは、「早く文書を書け」と督促がある。

 まあ、当然のことなのだが。

 ピッチをふりまわしてみるが、これもネットにつながらない。

 お~う、こいつは困った、困った、こまどり姉妹。

 6時すぎには、会議も終了。

 小仕事をして、7時すぎには大学を出る。

 JR「西宮」から「尼崎」へ、「加島」へ、

 車中「インドの人」となっての移動である。

 帰るなり、ネットをともかく何とかしようとする。

 そして、なんとしたことか問題がスルリと解決していく。

 ひょっとすると、ワイヤレスネットワーク機器に対する、

 新参のパンチやキックが、ボディブローのように効いている

 ということなのかも知れない。

 げに恐ろしきは、チビデストロイヤーである。

 ピッチについては、いまだに不明。

 ネットワークに謎の多いわが家である。

 食事をとって、風呂あがりの新参を受け取り、

 メールをパチポチする間に夜となる。

 明日は入試。

 今年もそういう季節になってきた。