10月11日は、8時起床の朝であった。

 ケホケホいっている新参にメシを食わせ、

 尻を洗い、

 11時前には保育所へ連行・運搬。

 今朝は、少し熱が高いようである。

 定食屋「かすが」でカツカレーをワシワシ食べて、

 JR「加島」から「西宮」へ。

 車中「卒論原稿の人」となっての移動である。

 大学事務室、企画広報室、購買部、

 経理課、教務課と歩きまわり、

 研究室で、この夏の韓国訪問のビデオをながめてみる。

 F田弁護士の作品である。

 2時をすぎたところから「4年ゼミ」を行っていく。

 学生3人の卒論原稿の練りあげである。

 それぞれにおもしろいテーマだが、

 「なるほど」への突っ込みは、いずれも不足。

 もっとたくさんの事実に通じて、

 それを自分で「考える」ことを求めていく。

 4時30分には終了となる。

 4時40分からは「知への好奇心」を行っていく。

 6時10分の終了後、あれも教えろ、これも教えろ、

 あれはどうだ、これはおかしくないかと、

 「好奇心」旺盛な1年生たちの質問を得る。

 じつに結構なことである。

 研究室にもどり、明日の研修会の準備をすすめる。

 追加の配布物のコピーを終え、

 8時すぎには大学を出る。

 JR「西宮」から「尼崎」へ、「加島」へ、

 なんだか事故があったそうで、

 ノロノロ車両に乗って動いていく。

 9時前になっての帰宅であった。

 風呂あがりの新参をバフバフとタオルで拭き、

 ザッと夕食をつくって食べっていく。

 来年の講演依頼が思った以上に入ってくるので、

 あわてて「08極楽スキー」の調整を開始する。

 これをとばすわけにはいかないのである。

 さらに、平和を考える若い人たちの座談会にぜひ参加してほしいと、

 大阪のとある雑誌編集部から連絡がある。

 学生への社会的期待は、ますます広がっているようである。