10月16日は、8時30分起床の朝であった。

 夕べはゲホゲホだった新参が、

 今朝は、案外スッキリしている。

 良く食べてもいるので、計ってみると熱もない。

 「ほっほう、いけるねえ」と、10時30分には保育所へ。

 2時間の保育所人生を強要していく。

 結果的には、本人も楽しい時間をすごしたらしい。

 家にもどり、夕べさぼったブログをパチポチパチポチ。

 12時をすぎたところで家を出る。

 いつもの定食屋は満席で入れず、

 驚いたことに、外に列が出来ていた。

 クルリと方向を転換して、

 はじめての店に入ってみる。

 おっと、案外うまいじゃないか、昼の定食。

 JR「加島」から「尼崎」へ、「西宮」へ、

 車中「インドの人」となっての移動である。

 1時20分から「現代社会と経済学-人生には経済力が必要」。

 3時00分から「比較経済論-インドの頭脳立国路線と貧困」を行う。

 研究室にもどり、

 授業のまとめを書いて、

 ネットニュースチェックの人となっていく。

 7時すぎには大学を出る。

 JR「西宮」から「尼崎」へ、「加島」へ、

 車中「格差社会の人」となる。

 8時前の帰宅であった。

 風呂上がりの新参を横に、

 ビールをあけて夕食をとる。

 新参が眠りについたところで、

 大量の郵便物の開封に入る。

 単行本、雑誌、請求書、強制連行関係の資料、

 講演先からの連絡、とある9条の会からの要請など。

 ひととおりながめるだけで1時間。

 作業の終わりに、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」を見る。

 番組はもう終わりの部分。

 ボォ~ッと見ていると、

 「背伸びが人を育てる」との文字が流れる。

 どうやら、高校生の育ちについていわれた言葉らしい。

 だが、ゼミの学生についても同じだなと思う。

 いや、それは、こちらにとってもまったく同じか。

 「もういいや」と思ったところで育ちは止まる。

 だったら、伸びようとしつづけるしかないわなあ。