カスピ海の資源をめぐる意見の対立はつづいているようだが、アメリカのイラン攻撃を阻止すべく、まずは自国領土を攻撃拠点には使用させないとの合意ができた。

 この5ケ国についても「共同体」づくりの声があがっているらしい。

 カスピ海沿岸5カ国 他国攻撃に領土使わせない 首脳会議で共同声明(しんぶん赤旗、10月18日)

 中央アジアのカスピ海を囲む五カ国(ロシア、イラン、カザフスタン、アゼルバイジャン、トルクメニスタン)でつくるカスピ海沿岸首脳会議が十六日、イランのテヘランで開かれ、「自国領土をカスピ海沿岸の他国攻撃に使用させない」とする共同声明を採択しました。ブッシュ米大統領がイランに対し「すべての選択肢がある」と述べ、武力攻撃も排除しない姿勢をとっていることをけん制したものです。