アルゼンチンの新しい大統領になった、フェルナンデス氏だが、キルチネル政権による脱米、脱新自由主義の路線にもとづく成果を前面に立てた選挙であったらしい。
国民は、過去のIMF路線ではなく、これを否定する道を選択したということである。
アルゼンチン新大統領 反軍政運動・弁護士出身 民生重視 国民が支持(しんぶん赤旗、10月30日)
二十八日のアルゼンチン大統領選挙でのクリスティナ・フェルナンデス氏の圧勝は、新自由主義政策からの脱却を掲げ、経済や社会分野における国家の役割を重視するキルチネル現政権の路線と実績が国民の大きな支持を受けていることを改めて示しました。貧困層および下・中位の中流層の支持が同氏に集中したといわれ、中南米に広がる新自由主義反対の潮流の強さを示しました。(メキシコ=松島良尚)