11月16日は、8時すぎ起床の朝であった。

 新参を相方にまかせ、

 サクサク仕事にはげんでいく。

 しかし、急用のため、今朝の授業は「休講」とする。

 それでも、カレーを食べて、12時30分には家を出る。

 JR「加島」から「西宮」へ、

 車中「道州制の人」となっての移動である。

 ただちに文学2号館の21番教室へ。

 来年度に向けた「専攻ゼミⅠ」の説明会に参加する。

 すぐに順番がまわってきて、

 「ゼミは毎週5時間だあ」「韓国に行くぞ」「仮装パーティだ」

 「ゼミに来たけりゃレポートかけ」

 「4年の卒論は事前に2回出せ」

 「はげしく学び、はげしく遊ぶぞ」と、

 3分でゼミのカラーを語ってみる。

 研究室にもどって、小仕事人生に熱中していく。

 特に、「道州制」「地方自治」に関する資料を、

 日本経団連はじめ各方面から取り出してみる。

 さらに、ゼミ「慰安婦」本全体のコンセプトや、

 学生座談会の方向性についても考える。

 なにせ、こちらは時間がない。

 3時40分から教授会。

 必要な当面のあれこれを決めていくとともに、

 「本学教職員の労働実態」について、

 重要な意見の交換を行う。

 競争には、一面、活力を引き出す重要な力があるが、

 その歯止めを自分でもたないために、

 破壊的な作用をもたらすこともある。

 それは、はたらく個人にとっても同様である。

 本学担当の2010年「ひょうご洋上大学」の中止の知らせもある。

 兵庫県の支出削減策の現れが、

 こんな形で身近にあらわれるとは。

 7時には、すべての会議が終わっていく。

 Y田先生、I田先生とともに、

 「極楽スキー」ネタで気分を転換しながら帰路につく。

 JR「西宮」から「尼崎」へ、「加島」へ、

 車中「物理法則の人」となっての移動である。

 7時40分の帰宅であった。

 パクパクと夕食をとり、

 発音が急速に豊富化しつつある新参をイジり、

 くわえてウデッと疲れていく。

 とはいえ、悲しいかな9時30分には、労働する人生に復活し、

 たまっていたメールの処理、

 3年ゼミ生たちとの本づくりに関する各種の連絡、

 兵庫県政関係文書の打ち出し、

 大阪方面への宅急便の発送など、

 あれやこれやをやっていく。

 早く布団に入らねば。

 明日は、長野にヒョイと飛ぶ。

 どうだろう、あちらはやはり、寒いのだろうか。