12月15日は、8時半起床の朝であった。

 フラフラと動き、特殊栄養ドリンクで目をさまし、

 9時50分には外に出る。

 JR「加島」から「大阪天満宮」へ、

 谷町線「南森町」から「天王寺」へ、

 環状線「天王寺」から「動物園前」へ、

 車中「卒論直しの人」となっての移動である。

 10時30分には、予定の場所に到着となる。

 ひさしぶりの「南大阪ツアー」であるが、

 今回は「南大阪平和ツアー」となったところが新しい。

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 「アヒルのいる新聞屋さん」のアヒルは健在であった。

 とはいえ、前にいたアヒルと同一アヒルであるかどうかについては、

 こちらには、確かめるすべがない。

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 1年生の「基礎ゼミ」のメンバーたちである。

 10分ほどのうちに、予定者全員の集合となる。

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 アヒルの前は、同時に「大よし」の真下でもあったらしい。

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 ただちに、ジャンジャン横町へ移動する。

 行列の串カツ屋に「キャ~」、

 大きな将棋道場に「キャ~」である。

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 新世界には、やたらとケバい店が増えている。

 大阪の活力の表れでもあろうが、

 古い町なみが失われていくのは

 いささか寂しい。

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 強い風をうけて、「づぼらや」のフグが

 今日は、格別、元気に泳いでいた。

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 通天閣から見た生駒山方面。

 天気が良く、遠くの山までクリッと見える。

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 ビリケンさんといっしょに写った記念の一枚。

 あまりの騒ぎっぷりに、

 「お行儀ないなあ」とおばあちゃんに叱られる。

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 11時30分には、予定どおりに「近江屋」へ。

 ところが、開店時間が12時ちょうどになっている。

 待っているゆとりはなく、

 ただちに、別の店に飛び込んでいく。

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 その店には、こんなすばらしいポスターもあった。

 22年も前のものであり、

 学生たちが、この世に生まれる3~4年も前のものである。

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 いちばんガンガンいってた2人組。

 いち早く注文し、いち早く乾杯し、いち早く頬張り、

 そのくせ、最後まで食べていた。

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 もちろん、串カツは2度づけ禁止。

 そのことにさえも、「わあ~、はじめて~」の大騒ぎである。

 はっきりいって、実にうるさい。

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 これは、はじめて見た、アイスクリームの串カツ。

 見る見るうちに、モロモロ崩れた。

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 にぎやかに食べた店の名前は「壱番」である。

 店の入口前で、バシバシ撮影。

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 そして、ただちにお金の計算となる。

 JR「動物園前」から「天王寺」へ、「桃谷」へ、

 電車の中も、おそろしくにぎやかな移動する。

 こちらは「スイマセン」の気分である。

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 「桃谷」の駅から、サクサク歩いて、

 到着したのはコリアンタウン。

 チヂミや、ホルモンの玉子焼きを立ち食いしてみる。

 玉子焼きが2枚で100円とは、おそろしく安い。

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 ある店の前にならんだ獅子? 狛犬?

 ともかく、そのような役割のものであろう。

 「時間がない!」

 サクサク歩いて、鶴橋国際市場を突っ切り、

 ただちに、JR「鶴橋」から「森之宮」へ移動。

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 なんとか、予定の2時には「ピースおおさか」に到着となる。

 ところが、ここでも予定がくるう。

 2時からアニメの予定と思っていたが、

 今日は、いつもと違うスケジュールらしい。

 「せっかく急いだのに」と、

 甲高い文句がとびだしてくる。

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 中に入ると、ワーキャー声がピタリとやみ、

 あらゆる展示、映像に見入っていく。

 「焼夷弾ってなんですか?」「罹災ってどういうことですか?」

 「空襲の爆弾ってこんなに大きかったんですか?」

 「千人力ってなんですか?」

 見てわからないことは、なんでも次々訊いてくる。

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 ここは、なかなかバランスがいい。

 加害も、被害も、アウシュビッツもある。

 大阪空襲に関する資料も豊富。

 3時になったところで、

 こちら1人が外にとびだす。

 学生たちは、見学をしばらくつづけ、

 夕方からは、クリスマスパーティの予定である。

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 目と鼻の先にある関西勤労協の事務所に飛び込む。

 今日は、年に一度の総会である。

 遅刻参加ではあるが、ズウズウしくも発言をする。

 参院選以後の情勢、世界の大きな変化、

 新しい情勢をそのまま丸ごと視野にふくめる柔軟な思考など、

 その場の思いつきを語っていく。

 第1回の常任理事会もふくめ、

 5時30分には終了となる。

 JR「森之宮」から「京橋」へ、「加島」へ、

 車中「卒論なおしの人」となって帰宅する。

 そして、リュックの中身をつめかえ、

 6時すぎには再び外へ。

 JR「加島」から「神戸」へ、

 阪急「高速神戸」から「新開地」へ、

 車中「憲法県政原稿直しの人」となっての移動である。

 「新開地」のいつものラーメン屋で、

 ネギラーメンと餃子とビール。

 さらに、ここから神戸電鉄で北へと向かう。

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 パキッとした寒さが、カラダに刺さる夜である。

 とある小さな宿に入り、ただちに風呂にとびこんでいく。

 ワンカップ焼酎1杯をやり、

 12時前には眠りに落ちる。

 ひさしぶりに、はげしく濃密な1日であった。