12月31日は、10時前起床の朝であった。

 特殊栄養ドリンクをクピリとやって、

 まずは、ゴシャゴシャの本棚部屋を片づけてみる。

 「おっ、こんな大事なものがこのようなところに」

 という大発見物については、

 ただちにリュックに放り込み、

 「ややっ、このような連絡が届いていたのか……」

 という封書類については、

 見なかったことにして、

 静かにゴミ袋に放り込む。

 昼は、もちとキムチの入った

 熱いうどんをゾゾゾゾゾ。

 ノロノロと動いたあとで、

 2時ちょうどには、外に出る。

 持ち物は、本を2冊とペンとデジカメ。

 JR「加島」から「三田」へ、「篠山口」へ、

 車中「トヨタの人」となって移動する。

 「雪が見られるかも」と思って北へ行くが、

 それはチラチラ少しだけ。

 「篠山口」の駅前で、

 なつかしの古いうどん屋をながめてみる。

 ここに入ったのは、ずいぶん前の卒業旅行の時。

 あれは、城崎からの帰りだったか。

 4時30分には、逆コースに入っていく。

 071231_001

 しばらくすれば、このあたりも

 雪で真っ白になるのだろう。

 071231_003

 電車は、ゆっくりスピードをあげる。

 JR「篠山口」から「尼崎」へ、「加島」へ、

 車中「歴代首相のアジア認識の人」となって移動する。

 これはなかなか面白い。

 途中、「尼崎」のミドリ電化に顔を出し、

 とある事柄を確認してみる。

 ちょいと暗くなった、6時ちょうどの帰宅であった。

 さっそくパクパクと夕食をとる。

 あいかわらず、食事をつくる意欲はなし。

 冷蔵庫にあるものを、適当にならべて食べていく。

 白菜1玉分のキムチを、ようやく完食。

 あわせてマッコウリも飲んでみる。

 気の早い、年賀メールが

 すでにいくつか入っている。

 それにならって、我が2007年を振り返ってみれば、

 ①大学の仕事がおそろしく増え、

 ②子守におそろしく時間がかかり(新参がフルでは保育所に行けず)、

 知的に生産的な仕事はほとんどできない年となった。

 とはいえ、新参がうごきまわるわが家の中は

 それはそれで面白く、

 さらに、おもろい学生たちとの出会いもあり、

 おもろいオジ・オバたちとの出会いもあった。

 全体として、そちら方面に充実の領域があった

 ということにしておきたい。

 長い人生、毎年が同じ色ではないのである。 

 さて、2008年は、いったいどんな色になるのやら。