1月20日は、10時30分起床の朝であった。

 例によってのダンダラ睡眠。

 特殊栄養ドリンクをクピリとやって、

 さっそく、新参を散歩に連れ出していく。

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 できるだけ歩かせようと思うのだが、

 そう、思いどおりになるものではない。

 さっそく座り込んで、

 小石拾いに熱中する。

 風がつめたすぎるので、JRの構内に避難。

 しばらく電車をながめ、

 こちらも、JR「加島」から「伊丹」へ移動。

 途中、電車の中から外を見る。

 乗客が少なく、窓の大きいこの電車は、

 動く展望カーとなってくれる。

 「伊丹」駅のまわりをクルリとまわるが、

 やはり、世間はキビシク寒い。

 JR「伊丹」から「尼崎」にもどり、

 スーパー・オアシスの3Fをめざす。

 かつてはトイザラスがあった場所である。

 何かのおもちゃ屋が復活したと聞いていた。

 行ってみると、Nゲージがシャーシャーと走り、

 レーシングカーがウィンウィンとかっとび、

 フィギュアやモデルガンが販売されているという、

 圧倒的に「オタクさん全員集合」的な空間となっていた。

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 新参は、走る電車では、

 むしろプラレールに関心を示し、

 それ以上に、ショーウィンドウの食玩や

 トトロ、自動車などに熱中する。

 ウィンドウを何度もスタスタ往復し、

 ここでは、しっかり歩きまわっていた。

 1Fでパンを買って、1時前には家にもどる。

 パクパクとパンを食べて、

 絵本を読んで昼寝に落とす。

 最近は、絵本を選ぶ権利は新参にある。

 あれこれを自分でかかえて、布団に向かう。

 4時まで、こちらもいっしょにグッデリと寝る。

 小仕事をはじめて、ほどなく新参も起床。

 6時前には、鍋づくりの態勢に入っていく。

 野菜を切って、適当にサカナを放り込んで、

 アヂアヂアヂと食べていく。

 テレビの鉄腕DUSHをながめ、

 8時には、新参とともに風呂に入る。

 終日、新参おつきあいの1日となった。

 夜遅くなって、2種類の本を大量に注文。

 4月からの新3年ゼミ生たちの春の宿題本である。

 1冊は『ここまでわかった! 日本軍「慰安婦」制度』(かもがわ出版)。

 もう1冊は『歴史教科書への疑問』(展転社)。

 対極の2冊を読むと、たくさんの迷いや疑問が生まれることになる。

 そこから、どのような「思い込み」にもとどまらない、

 「自分で確かめる」学びがはじまることになる。