自立し、共同する中南米の動きに、アメリカ側も譲歩を余儀なくされている。

 とはいえ「社会主義」を語り、目指す政権については、これを認めることができないというのがオバマ氏の姿勢であるらしい。

 好き嫌いをいうのは自由だが、干渉や誹謗となれば別問題。

 南北アメリカ全体で、アメリカの孤立が深まっていく。

 オバマ氏の中南米政策と「親米国」メキシコの変化(しんぶん赤旗、5月28日)

 【メキシコ市=島田峰隆】米大統領選の民主党候補の一人、オバマ上院議員は二十三日、「米州諸国との新しい同盟」を打ち出し、ブッシュ政権の中南米政策を「転換する」と演説しました。しかし一方で、キューバ封鎖の継続を約束し、ベネズエラを「独裁政権」と呼ぶなど、「マケイン氏、クリントン氏とほぼ変わらない」(メキシコ紙ホルナダ)という批判が出ています。