7月25日は、9時半起床の朝であった。

 そこそこ眠った実感がある。

 特殊栄養ドリンクをクピリとやって、

 10時半には外に出る。

 生協の空箱をドアの前に積み上げ、

 JR「加島」から「西宮」へ、

 車中「基礎ゼミレポートの人」となって移動する。

 ガーシン、ガーシンと、レポートをコピーし、

 11時30分から「基礎ゼミ-学ぶことと自分の生き方」をやっていく。

 今日が最後のゼミとなるが、 

 課題の提起にこたえて、

 よく考えてくれた1年生たちであった。

 もっと深く、もっと遠くへ、

 それぞれ学びを拡げていってほしい。

 1時から教務委員会。

 弁当を食べながら、短時間で終わり、

 つづいて現代国際文化コースの打ち合わせ。

 来年度授業の担当者の確認である。

 すでにそういう時期なのである。

 「滋賀の組合から明日のレジュメが届いていない

 と連絡がありました」。

 メールボックスに、そんな貼り紙がされていた。

 研究室にもどり、別の角度から

 もう一度メールをガッシンしていく。

 「先日の東京ツアーですが」と

 追加の取材も入ってくる。

 若い記者さんである。

 あせわて、こちらから、いくつかの写真も提供。

 大切な学内選挙の投票を行い、

 大学研究所に『覇権なき世界を求めて』の

 研究成果配布願いを出していく。

 夕方には、藤井寺へ、尼崎へ、

 それぞれに「慰安婦」「県政」レジュメをガッシン、ガッシン。

 5時40分には大学を出る。

 6時から駅前の「愛蓮」で

 お世話になっている非常勤のみなさんと

 年に1度の懇親会。

 お役目上、最初と最後のあいさつをさせていただく。

 ビジネスの世界に生きる方の参加が多く、

 その独特の活気を感じさせられる。

 最後に音楽学部のS藤先生に

 一曲お願いしてしまう。

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 「じゃあ、オペラじゃなく松山千春を」と

 快く引き受けてくださり、

 まったくもって見事な声を聞かせていただく。

 本当に、空気の振動がこちらのカラダに届いてくる。

 満場の拍手のもと

 8時30分のおひらきであった。

 電車の中では、中南米史を研究されているO先生と

 思わぬ接点から話がはずむ。

 世間というのは、ここでも狭いものであった。

 JR「西宮」から「尼崎」へ、「加島」へ、

 車中「スケジュール確認の人」となって移動する。

 さて、明日は、寝倒しのできない朝である。

 とっとと布団に入っていこう。