8月3日は、9時起床の朝であった。

 特殊栄養ドリンクをクピリとやって、

 今日のパワポ内容を再点検する。

 夕べの相談も反映させて、

 強調点をいくつか確認。

 10時すぎには、外に出る。

 JR「加島」から「大阪天満宮」へ、

 谷町線「南森町」から「天神橋筋6丁目」へ、

 車中「パワポチェックの人」となって移動する。

 080803_001 

 会場は、大阪市立すまい情報センターである。

 すでに多くの実行委員メンバーが集まり、

 基本の設営を終えている。

 080803_002 

 京都のメンバーが持ってきてくれた

 「慰安婦」問題のパネルである。

 080803_003 

 こちらは個々の被害者の「人生」に焦点をあてたもの。

 080803_004 

 椅子もならび、正面スクリーンに

 「私たちに何ができるか」の文字が入る。

 副題は「若者たちと考える『慰安婦』問題」。

 080803_006 

 パネリストとしての発言準備をしている4年生たち。

 080803_007 

 全員で弁当を食べ、

 受付の準備も完璧である。

 あとは、人が集まるのをただ待つだけ。

 事前の参加確認は、

 ほとんどまったくとっていない。

 080803_008 

 3年ゼミ生たちがやってきて、

 さっそく、フロアーからの発言準備を行っていく。

 080803_010 

 1時ちょうどには、よびかけ人代表U野さんが

 開会のあいさつを行う。

 じつに無駄のない話であった。

 080803_011 

 こちらが40分間「学生と学ぶ『慰安婦』問題」をしゃべったあと、

 「ナヌム家」・日本軍「慰安婦」歴史館研究員の

 M山さんが話をする。

 参加者は、次第、次第にふえていく。

 080803_012 

 最初の休憩時間の3年生たち。

 しぶとく発言準備をしている姿もある。

 080803_013 

 再開後は、学生シンポジストの発言である。

 まずは、甲南大学の学生・卒業生から。

 訪韓の様子、学内での証言集会の様子が語られる。

 080803_015 

 つづいて、神戸女学院大学の学生たち。

 学びの様子、訪韓、講演活動などが紹介される。

 080803_016 

 もちろん、しっかり、本の宣伝も行っていく。

 080803_017 

 2度目の休憩のあと、

 フロアーから、たくさんの人の発言がある。

 「被害者を招かなくても、こんな立派な集会ができるのか」

 「もし、被害者がこの場にいれば、どんなに喜んでくれることか」。

 080803_018 

 教育の現場から、宝塚の市議会決議の経過、

 これからのいくつかの取り組みの紹介と、

 短時間に充実した発言がつづいていく。

 パネリスト全員が2度目の発言を行い、

 主催者から「私たちに何ができるか」の事例を示して、

 終わりとする。

 4時30分の終了後も、

 たくさんの方との交流がつづく。

 080803_024 

 6時から、実行委員会の打ち上げである。

 企画参加者は、合計136名。

 大阪日々新聞、毎日新聞、大阪民主新報、赤旗

 の記者も参加した。

 集められたカンパ5万3120円は、

 その場で、「ナヌムの家」に寄附される。

 酔っぱらう前にと、全員が企画についての

 評価や感想を語っていく。

 「それぞれに努力する様々な団体が、

 きもち良く互いに交流する良識を示した」

 「それを可能とするところに、

 個人が呼びかけ人となる企画の

 特別に大切な意義があるかもしれない」。

 080803_027

 9時には、2次会の場所へと移動。

 新たな友人も得て、

 遅くまで、楽しく、充実した時間をすごしていく。

 11時30分のおひらきである。

 1ケ月後には、韓国で再会するM山さんと、

 かたい握手をかわしてお別れする。

 遠いところを、おつかれさまでした。

 JR「天満」から「京橋」へ、「加島」へ、

 いい気分での帰宅となる。

 家には、帰っていた新参が

 スースー寝息を立てて、ころがっていた。